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この場合の防止策の方向性はいくつか考えられるだろう。
(1)
サブマネージャを指導、教育する。
(2)
サブマネージャに交渉はさせない。
(3)
サブマネージャが交渉する場合は、PMもかならず同席する。
これらの対策を吟味し、必要な再発防止策を講じればよい。
● 再発防止策を忘れてしまうPMたち
とはいうものの、「再発防止策」は多くのPM、特に若く経験がないPMには難しい。彼・彼女らは、問題が発生して火をふいたとき、その火消し自体は必死でするが、解決したあとの再発防止策まで対応することが少ない。
なぜなら、経験が不足しているからである。PMを何回も何十回もやっていれば、多くのプロジェクトの中で、同じような原因で2回以上トラブルを起こした経験がでてくるものである。
こういったとき、PMの気持ちは複雑であり、やりきれない気持ちになる。
「あのとき、再発防止策を実施しておくべきだった……」
「またか、なぜ、同じ原因で起こるのか?」
「こんなことが、2度も起こるなんて……」
こうならないためにも、確実に再発防止策を実施すべきである。
今回で[プロジェクトマネジメントの考え方]についての説明は全て終わりである。管理者の方や、チームリーダーの方は、ぜひ、これらのプロジェクトマネジメントの考え方を理解して、実践してほしいと思う。
■芦屋 広太(Asiya Kouta)氏プロフィール
OFFICE ARON PLANNING代表。IT教育コンサルタント。SE、PM、システムアナリストとしてシステム開発を経験。優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座・研修に活用している。著書に「SEのためのヒューマンスキル入門」(日経BP社)、「Dr芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」など。
サイト :
http://www.a-ron.net/
ブログ :
http://d.hatena.ne.jp/officearon/
連絡先 :
clinic@a-ron.net
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