インストラクショナルデザインとは、システム的なアプローチを教育に取り入れ、学習者、開発者、教育プロジェクトの要件を最適に統合し、教育を開発する手法であり、教育・心理研究の知見や学習理論に基づいた、教育の設計・実施のための枠組みとガイドラインを提供するものです。
現代のeラーニングには不可欠のインストラクショナルデザインについて、みなさんにより知識を深めてもらうため、インストラクショナルデザインの専門企業である株式会社インストラクショナルデザイン 代表の中原孝子氏に情報をご提供いただきました。
経営戦略を分析し、経営戦略に沿ったパフォーマンスや組織の改善のために、どのような研修または業務サポートが必要なのかを見極め、何をE-ラーニングに、何を集合教育に、何をOJTにするべきかを、コストも含めて適切な手段を選びます。
しかし、そのコースをどのような評価に結びつけるのか、例えば、顧客評価なのか、業績評価なのか、現場のマネージャーの評価なのか、業界での知名度のアップなのかといった視点によって設計は大きくかわります。
■中原孝子氏Profile 中原 孝子(なかはら こうこ): 国立岩手大学卒業後、米コーネル大学大学院にて、教育の経済効果、国際コミュニケーション学を学ぶ。その後、慶應義塾大学環境情報学部武藤研究室訪問研究員として、インターネットを利用したデータマインニングやE-ラーニングなどの研究に携わった。 米系製造販売会社、金融機関、IT企業にてトレーニングマネージャーとして活躍し、平成14年5月 株式会社インストラクショナル デザインを設立。 ASTD会員、慶應義塾大学環境情報学部研究員 ■株式会社インストラクショナルデザイン 業務内容:インストラクショナルデザインに関する各種サービス ・ コンサルテーション(研修全般やE-ラーニングソルーション) ・ E-ラーニングソルーションの提供 ・ カンファレンスやセミナー開催 ・ 関連雑誌、Webサイトへの記事投稿や執筆など ・ E-ラーニングや研修全般のデザイン ・ E-ニングを含めた各種コンテンツ作成 ・ 学習管理システムやツール販売(インストラクショナルデザインツールやオーサリングツールなど)