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特集4:現場の事例で学ぶマネジメント連載 ヒューマン・マネジメントのテクニック(24)

IT教育コンサルタント 芦屋 広太(プロフィール

 あなたはヒューマン・マネジメント能力に自信をもっているだろうか? マネジメントで最も難しい"人間の問題"、これにうまく対処しなくては仕事の成功はない。"人を動かすためには何が必要か"を理解し、適切に行動しなければならない。
 2007年2月号では、以下[プロジェクトマネジメントの考え方]の(4)の「問題の兆候ができるだけ速くマネージャに届くようにする」を実現するためのメンバーの「モチベーションコントロール」の考え方を説明した。
 
[プロジェクトマネジメントの考え方]
(1) できる方法を考える。
(2) できる人間を探す。
(3) その人間に方針を徹底し、動機付けを行う。
(4) 問題の兆候ができるだけ速くマネージャに届くようにする。
(5) 問題は自ら判断し、処置する。
(6) 再発しないように見直す。
 
 メンバーは生身の人間である。だからこそ、機械的に扱ってはならない。報告のルールを決めるだけで、後は何もしなくても「システマチックに情報が流れてくる」ということはありえないのである。多くの未熟なプロジェクトマネージャや管理者はここが間違っている。プロジェクトルール、組織のルールを作れば、あとはそのルールに則って事が進むと誤解する。

 しかし、それではうまくいかない。ルールは守られてこそルールであり、正しく運用されてこそ意味があるからだ。ルールという「静的」なものに加え、正しく運営されること、運営を行なうための諸策が重要なのである。運営は、ものを動かす仕組みそのものである、車でたとえれば、駆動装置としての「エンジン」と燃料としての「ガソリン」という動的なものだ。これを忘れないでほしい。
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