ＮＥＣは主に大企業を販売先とするeラーニング（遠隔教育）のシステムを刷新した。学習対象者を抽出する手間を軽減したほか、各部門が自主的に研修をしやすくした。経営統合を経て社員数が増えた大企業の間で、効率よく使えるシステムの需要が高まると判断、ラインアップを見直した。

　新たな製品は「Ｃｕｌｔｉｉｖａ（カルティバ）２」のブランドのまま「Ｖ２．１」として発売。入社年次や管理職など人事データベースにある全項目を使い、学習対象者を絞ることができる「スコープ」機能を追加。従来は対象者を個々にリストアップしなければならず、運用作業が煩雑になる問題があったという。

　同システムはグループの教育研修をおこなうＮＥＣラーニング株式会社と共同開発した。価格は100〜200人が使う場合で380万円からとなっている。

［参考文献：2006年11月27日/日経ネット Biz-Plus］

製品説明 ＝ http://www.neclearning.jp/elearn/cultiiva2/index.html