第三部は、ネクストエデュケーションシンク・代表取締役社長である斉藤実による「中途採用、ITエンジニア、営業の即戦力は客観診断で見極める」〜短時間で手軽に人財の知識・実務スキル・経験・行動特性を診断する〜というテーマの講演でした。面接だけでは見えない応募者・人財の本当の実務能力を測ることができる診断ツールの紹介、「氷山モデル*」を用い事例を交えたソリューション事例の説明がありました。中途採用市場における企業の人財ニーズは、正社員中心の形態から様々な雇用・就業形態へ転換しているが、企業はどの雇用・就業においても基本能力・性格・思考を重視していると説明がありました。優秀な人財を採用するために必要である、応募者の本質を見抜き、知識・スキル・経験・実務能力などの質を確保するための客観診断ツールの紹介がありました。「診断」だけで終わらない、採用後の「人財育成」まで考慮した実践的事例紹介に会場の集中力が高まり、採用から人財育成までの高い関心を伺わせました。 *ネクストエデュケーションシンクの企業人財アセスメントサービスの構成を氷山のようスキル・知識・行動特性（コンピテンシー）などの目に見える部分とモチベーション・適性・資質などの目に見えない部分に分け、総合的に個人の適性・行動特性（コンピテンシー）・知識・スキル・経験／業績に亘る人間力トータルでの測定を表したモデル。 　人を「材」ではなく「財」であると考える風潮が高まり、企業にとってもっとも大切なものは「人財」であるという考え方が定着しつつあります。そこで、企業の将来を担う人財を確保するには、採用活動を重視しその後の育成もトータルで考える必要があると言えるでしょう。今回のセミナーは、人財像を客観的に可視化できる採用・診断ツールと実際の取り組み事例が詳細に紹介されたことで、人財採用・育成の未来を示唆するたいへん意義深いものとなりました。

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