ヒューマン・マネジメントで重要なのはミッションを正しく認識させることである。仕事には達成すべき目標があり、これが「ミッション」である。行動の源泉にあるのはミッションだから、ミッションを正しく認識できていなければ目標は達成できない。通常、ミッションはリーダーやマネージャーが正しくメンバーに認識させる必要があるが、これを行わなかったり、曖昧に伝える場合も多い。ミッションは正しく認識させ、常に再認識させること。これがヒューマン・マネジメントの基本となる。
しかし現実の業務では、さまざまな要素が複雑に絡み、メンバーのミッション認識ができなかったり、最初は強いミッション認識をもっていたが、次第に認識が弱まることも多い。このように、環境の変化で人間の気持ちは変化することを重要事項として考えることがミッション・コントロールの基本となる。
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