NECは、東京都杉並区が情報セキュリティマネジメントの構築と運用を円滑に進めることを目的として、2,000人を超す職員を対象とした全庁的な大規模研修を実施するにあたり、eラーニングにて支援を行なった。本研修は、行政運営上必要な「機密性」「安全性」「可用性」をベースとする情報セキュリティマネジメントに関する知識・スキルの習得と意識向上を目的としたもの。職員の知識と意識レベルを一層向上させ、今以上に安全性の高い区役所とすることを目指し、2004年10月から2005年3月にかけて3グループに分けて実施した。
なお、NECでは、本研修において、杉並区のセキュリティポリシーを基に独自の教育コンテンツを共同で制作。情報セキュリティマネジメントに関する研修を、独自の教育コンテンツを活用し、eラーニングにて自治体の大規模な人員向けに実施するのは全国初。 また、このeラーニングサービスはASP型であり、独自でシステムを構築する場合と比べて導入期間を1/3以下に圧縮することが可能だという。本コンテンツとサービス手法を自治体向け「情報セキュリティマネジメント研修」の基本モデルとし、今後1年間で100自治体への販売を見込む。
eラーニングの特長は、多人数に対し短期間での教育が一度に行なえること。また、進捗状況や未受講者の管理などの受講状態を把握して、短期間でカリキュラムの消化をより効率的に行なうことができる点をあげることができる。
NECでは、今後もセキュリティ関連のコンテンツをはじめとしたさまざまな教育コンテンツを準備しており、受講者のニーズに合致したサービスを提供して行く予定だという。
NEC Eラーニング事業部 TEL:03-5232-3072
|