NTTコミュニケーションズ(NTT Com、鈴木正誠社長)、サムトータル・システムズ(中沼康昭社長)、IPイノベーションズ(浦山昌志社長)とソニーブロードバンドソリューション(池和夫社長)は4月5日、サン・マイクロシステムズ(ダン・ミラー社長)の協力を得て、各社の技術・サービスを結集し、今月下旬から次世代のeラーニングソリューションをASP提供していくことで合意したと発表した。
新サービスは、サンのサーバーを配置したホスティングサービス「NTT/VERIOパワープラットフォーム」を提供するNTT Comのインフラを利用し、LMS(ラーニング・マネージメント・システム)の全米大手であるサムトータル・システムズのLMSを搭載したASPサービス。学習コンテンツは、教育プロバイダのIPイノベーションズが担当し、ソニーブロードバンドソリューションは、Web対応コンテンツの作成用ソフトウェア「ContentAuthor
Presto」の提供に向け、検証を進めていく。
特徴は、強力で安価なインフラと、ユーザー企業のニーズに合ったLMS、そしてキラーコンテンツを提供できることで、ユーザー企業に費用対効果の大きいeラーニングソリューションを実現した。第一弾としてVoIPの基礎技術をASPサービス提供する。
提供するASPサービスは、ユーザー単位での契約が可能で、基本機能として、受講生管理、受講履歴管理、レポート、成績管理などを利用できる。4月下旬より「VoIP基礎コース」をリリース、その後も順に「VoIP応用コース」、「Oracle
DBA(Oracle Master Silver対応)」、「個人情報保護」、「コンプライアンス」を秋までにリリース予定。
また、専用ホスティングに複数ユーザーライセンスや追加機能をセットで提供する「専用サーバーサービス」も用意した。任意の3コンテンツを含み、社外エンドユーザー向けのサービス提供が可能なほか、基本機能に加え、自社コンテンツの利用、集合研修管理、カスタマイズなども可能となっている。価格は、300ユーザー向けの利用期間3か月からで、600万円から。
なお、新サービスはIPイノベーションズが主体となって提供し、第一弾のVoIPコンテンツについては、通信事業者、電気工事業者、製造業およびその販売会社、SI事業者などをターゲットに販売していく。これにNTT
Comも販売協力していく予定。