今までIT関連の職業のスキルを計るものとしては、職種ごとの国家試験やベンダー資格試験となっていた。「ITスキル標準(ITSS)」は、経済産業省が各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標であり、産学におけるITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「辞書」(共通枠組)を提供しようとしている、今最も注目されている指針である。
「ITSSレベルチェッカー」は、すでに販売開始している「NETスキルチェック」のITスキル標準対応テストと合わせて、職種毎のITスキルレベルを分野毎に診断するものである。経済産業省が策定した「ITスキル標準:ITSS」(=各種IT関連サービスの提供に必要をされる能力を明確化体系化した指標)で定めるスキル・フレームワークに従って、エントリレベル(レベル1〜2)、ミドルレベル(レベル3〜4)、それ以上(ハイレベル)のレベルの各レベルで、専門分野ごとに必要なスキルを問う実務・技術問題が出題され、短時間で総合的・客観的にスキル診断ができる。まずは、ITスペシャリストから販売開始し、その他の職種は、順次販売し、11職種全職種(予定)(マーケティング、セールス、コンサルタント、ITアーキテクト、プロジェクトマネジメント、アプリケーション、ITスペシャリスト、ソフトウェアディベロップメント、カスタマサービス、オペレーション、エデュケーション)を予定する。
ネクストエデュケーションシンクでは、販売に先駆けて、法人と個人を対象に社外モニターを募集した。応募多数で好評であったため、急遽追加募集を行った。企業の研修担当者やエンジニア自身のITスキル標準への関心の高さがうかがえた。
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「ITSSレベルチェックカー」診断画面
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