「平成15年9月26日(金)｢第２回インストラクショナルデザイン概論セミナー｣が新宿パークタワー30Fの日本リージャス・ビジネスセンター 会議室で開講されました。 多くの企業より大変注目されているこの一日セミナーの講義風景の一部をご紹介します。

株式会社インストラクショナルデザイン代表取締役の中原孝子先生を講師にお迎えしてのこのインストラクショナルデザイン概論セミナーですが、回を重ねる毎に認知度も高くなり、今回も25社様のご担当者様にご出席いただき満員御礼となりました。 講義風景 　アメリカにおけるインストラクショナルデザイン（ID）は、50年以上も前から研究が進んでいます。そして企業における研修をいかに効率よくデザインすればよいのか、学習者はどのような状況で最も効率よく学ぶのかといったことが研究され、企業研修などにおける教材開発や研修デザインの場に生かされてきました。今や日本企業にとって大いに求められているのが、経営戦略に沿った人材戦略です。研修の効果的な立案、研修効果の提示、人材開発担当部門のアカウンタビリティなどを含め、研修の分析から評価へのステップを論理的にサポートしてくれるIDの方法論は、単に教材開発やe-ラーニング開発現場だけではなく、広く企業の人材開発担当者にも役に立つ概念、理論であると言えます。 　まず、講義は｢インストラクショナルデザインとは何か｣から始まり、アメリカの事例をもとに効果的なeラーニングを実現するための手法を丁寧に確実に学んでいきます。そして、経営戦略を分析し、それに沿った効果的研修をデザインする方法や、研修コスト、研修設計時におけるニーズ分析の必要性について確認し、今回のテーマでもある効果的なプロジェクト管理や効果測定のためのステップ、そしてeラーニングにおける効果測定要素,　評価までを学習していきます。　また現在導入済み、あるいは検討中のプロジェクトについての各自の問題に対するワークスタディもあり、中原先生より適切なアドバイスを受けながら具体的なイメージをつかんでいきます。