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「人と組織と経営の変革を支援する企業」として、集合研修や通信教育、出版、ビジネスツールなど、幅広い分野で実績を長年培ってきた、日本能率協会マネジメントセンター(通称:JMAM)。
同社は、2001年から「JMAM WBT」としてeラーニング事業を開始しました。教育を知り尽くした上でのWBT事業は、業界でも高い評価を得ています。このノウハウを探るべく、HRM開発本部デジタルラーニング・コンテンツ開発部の澤野いずみ氏に、eラーニングマガジン編集部がインタビューしました。


澤野氏
Q:eラーニングのコンテンツ開発と制作において特に注意されている点、力を入れている点などはありますか?

A:常に教育効果を意識して制作しています。現実の職場に則した具体的な場面やストーリーを多く取り入れ、アニメーションやマルチメディアも駆使して、親しみやすくスムーズに理解できるコンテンツ作りを心がけています。 その一方で、さまざまな受講環境を想定し、データ量を抑える工夫もしています。
Q:ASP型とイントラ型と両方提供されていますが、どちらが割合的に多く出ていますか?

A:ASP型のほうが出ています。ASP型のプラットフォームはNTT-X社の「Xcalat」(エックスキャラット)をベースとし、企業でまとめて導入されるケースが多くなっています。人気のあるコンテンツとしてはメンタリング・コーチングや企業会計ベーシック、企業会計アドバンスコースなどがあります。また目標管理や人事考課など、中堅社員から管理職を対象としたものもよく利用されています。

(マネジャーのための 目標管理基本コース)
Q:PCスキルの「マル得」シリーズも、PCやアプリケーション操作において知っておくと便利な小技がまとめて習得できるということで人気が高いですよね?

A:そうですね。「マル得」シリーズのコースは、教育団体向けのガイドにラインナップとして入れておくだけで大きな反響があります。普段使っていて基礎は既にマスターしているけれども、業務の中でさらに効率を上げる使い方が求められているようですね。

(Excelマル得テクニック70選)
Q:他のメディアや教育方法と比較して、eラーニングならではの利点、あるいは逆に課題といったものはあるのでしょうか?

A:eラーニングの利点としては、一般的に言われていることですが、「多くの対象者に安く同時に」、「わかりやすく」、「豊富な学習管理ツールで」提供できることだと思います。しかし、教育内容によって「e」に向くものとそうでないものがあります。弊社がWBTを始めた当初、MBAマネジメントシリーズの事業戦略から制作を始めましたが、もともと通信教育で使っていたコンテンツをHTMLに貼り付けたものでした。学習内容が細かく膨大であるため画面で見て読むだけでは身につきにくく、紙で学ぶ方がよいという厳しいご意見をいただき、学習は紙の教材を使い、レポートはWebで提出するというスタイルに改変しました。このことから、何でも「e」にすればよい、ということではなく、学習効果を上げる手段として何を選ぶか、が重要であることを痛感しました。弊社では実績ある多くの研修講師やアセスメントツールなどを提供していますので、それらのリソースをWBTと組み合わせた「ブレンディング」も増えてきています。
 
 
 

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