日本オラクル(新宅正明社長)は、eラーニングを利用した教育や研修を統合的に管理する学習管理システム「Oracle iLearning」のライセンス提供を3月27日から開始することを発表した。価格は、1受講者当たり3750円(最小契約数100受講者)。
同社では、2002年からASPモデルで「Oracle iLearning」を提供してきたが、今回、その実績と企業のeラーニングに対する需要拡大に対応し、教育環境の構築やeラーニングビジネスを展開する企業を対象に、同製品のライセンス販売を行う。
「Oracle iLearning」を導入することで、企業では、学習者の進捗度や理解度、および学習コンテンツなどをシステム上で効率的に管理することが可能となり、これによって、(1)時間や場所の制約を最小限に抑えた学習方法、(2)個人ベースの教育プランの作成、(3)社員教育コストの軽減 −が実現できる。
また、「Oracle E-Business Suite」の人事管理システムとのデータ連携によって、学習履歴や結果などの学習情報や、コンピテンシー、評価などの人事情報と統合し、企業戦略に基づいた総合的な人材育成を支援していく。
同社では、今回のライセンス提供開始にともない、eラーニングおよび人材育成の分野において、協力パートナーを31社に増強するなどパートナーとの協力体制を強化し、拡大が期待されるeラーニング市場のニーズに積極的に応えていく方針。
なお、同社では、「Oracle iLearning」によるeラーニング学習管理システムの導入手法、効果、活用方法などを紹介する無料セミナーを、3月18日に大阪支社で、3月20日に名古屋支社で、3月25日に東京支社で開催した。
日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/
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