グローバル ナレッジ ネットワーク（尾藤伸一社長）とマクニカ（神山治貴社長）は10月16日、鳥取県に対し、遠隔地教育システム「CentraOne」を導入したことを発表した。

　鳥取県では、これまで、鳥取県産業振興機構を核にIT人財育成を検討してきたが、今回、(1)IT人財育成のための遠隔地教育、(2)企業向けのコンサルティングツール、(3)コミュニケーションツール（全国に散在する大学教授間など）──という3つの目的で、地方自治体として初めて、「CentraOne」を利用したIT人財育成に着手。今後、これらに基づき、IT人財育成を中心とした企業育成モデルを目指すための取り組みを開始する計画。

　「CentraOne」は、企業内におけるインタラクティブなeラーニングや大規模なWebセミナー、Webミーティングなどを実現する、同期型eラーニング＆コラボレーションソフト。ネットワーク上の仮想教室（バーチャルクラスルーム）上でリアルタイムに会話、動画、アプリケーションを共有しながら、集合形式同等のイベントをオンラインで実現するほか、移動時間や場所を問わず、遠隔地からタイムリーなコラボレーションが行える点が特徴。

　「CentraOne」のソリューションを導入することで、利用者は、情報伝達や知識共有を迅速に行うことが可能になるとともに、大幅なコスト削減を実現することができる。

　鳥取県の今回の取り組みにおいて、マクニカは「CnetraOne」の導入と保守を、グローバルナレッジは自社がもつ幅広いIT教育コンテンツと運用のノウハウを同県へ提供し、IT人財育成を支援していく。

グローバル ナレッジ ネットワーク＝http://www.globalknowledge.co.jp/
マクニカ（ネットワークス カンパニー）＝http://www.networks.macnica.co.jp/