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大日本印刷、教育分野向けにコンテンツをさまざまな端末で継続利用できるサービスを開発
〜教育業界向けに機能を提供、移動時などの空き時間を利用した効率的な学習が可能〜
2007年06月29日


 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、一つのコンテンツを、パソコンやスマートフォン(※1)、携帯ゲーム機など、さまざまな端末で継続して利用できるコンテンツ配信サービス『シームレスメディアサービス(TM)』(以下、SMS)を開発した。

 当サービスの実証実験として、教育コンテンツ事業を営む株式会社学研インデックス(※2)(本社:東京 社長:渡辺康生 資本金:1億円)と共同で、学習教材コンテンツを配信し、良好な結果を得た。今後、教育分野を中心に実用化を推進し、2008年春のサービス開始を目指す。

【 SMS開発のねらい 】

 近年、パソコンだけでなく、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機など、さまざまな端末でコンテンツを受信・閲覧するための環境が整いつつある。生活者は、自宅ではパソコン、移動中は携帯端末など、利用シーンにあわせて複数の端末を使いわけてコンテンツを利用するようになっている。

 DNPは、このような利用スタイルの変化に着目し、コンテンツ制作や配信システムの開発を通じて培ったノウハウを活用し、一つのコンテンツをさまざまな端末で、シームレスに利用できる技術を開発した。

 DNPは、教育業界に向けて、今回開発したシームレスメディアサービスを活用した学習教材コンテンツの配信サービスを提供する。当サービスを利用することで、生活者は移動中などの空き時間も利用でき、効率的な学習が可能になる。

【 SMSの概要 】

 利用者ごとの閲覧状態がサーバーで保持されるため、ある端末で閲覧していたページの続きを、別の端末で閲覧することができる。同一の学習教材コンテンツを、さまざまな端末から継続して利用できるため、学校での授業や自宅での学習と、移動中や休憩時間などの空き時間も活用した学習を組み合わせた効率的な学習が可能。

 メモ機能を使って、学習のポイントなどを各端末から書き込むことが可能。さらに、利用者ごとにメモやチェックなどの入力データがサーバーで保持されるため、ある端末で入力したデータを別の端末で引き続き利用することができる。また、書き込んだメモを一覧表示して、学習の復習として活用できる。

 画面サイズや動画・音声再生プログラムなど、端末ごとに異なる仕様に合わせて、コンテンツを変換し、配信する。従来の端末ごとにコンテンツを制作する場合に比べ、制作期間やコストを抑えることができる。

ニュースリリース = http://www.dnp.co.jp/jis/news/2007/070629.html

[参考文献:2007年06月29日/日経プレスリリース]

 

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