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特集2:組込み業界エンジニアの学習方法を研究!名古屋大学 企業の人材ニーズに対応した大学教育のあり方に関する調査を実施
 近年、新卒の採用市場は「売り手市場」であり加速度を増しています。そして、新卒や、第二新卒をはじめとする若手社員の『早期即戦力化』が企業の重要課題となっているようです。

 しかし、何故このような課題が生じてしまうのでしょうか。原因は一体何なのでしょうか。さまざまな理由が考えられますが、『企業が求める人材ニーズ・人材像を企業から大学にきちんと伝えられていない』ことと、『企業の人材ニーズを大学側が把握できていない』ということが1つの原因として考えられるのではないでしょうか。現在、さまざまな産学協同施策が行われていますが、大学自身も、より企業側のニーズに応えるために指導方法、学習内容等の見直しを本格的に始めています。

 そのような施策の中において、名古屋大学 高等教育研究センターでは、文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」のもと、よりよい教育を実現するためのノウハウ集である『ティプス先生からの7つの提案』を作成しました。これは、学生・教員・大学組織が協力しあって教育を改善するための工夫を整理してまとめたものです。

 そして、本センターでは、2007年4月に一般企業の社員の方から『ティップス先生の7つの提案』に対しご意見をお伺いする、『産業界の人材養成ニーズに対応した大学教育のあり方に関する調査』を計画しました。本調査は、"日本のものづくり"を支える『組込み産業』に焦点を当て、組込みエンジニア人材に、大学教育に対する意見をアンケート形式で答えていただくとともに、現状の組込みに関する専門スキル、また日頃の行動もあわせてヒアリングする事で調査分析を実施いたします。

 調査概要は以下のとおり、5つの切り口を持っています。

1. 【学生編】学生時代を振り返り、「学生時代の経験」を回答していただく。
2. 【大学編】「どんな大学が、学生を意欲的に学ばせることができるか」を回答していただく。
3. 【教員編】「どんな教員が、学生を意欲的に学ばせることができるか」を回答していただく。
4. 【行動特性】日頃の業務におけるあなたの行動についてご回答いただく。
5. 【スキルチェック】組込み業界のエンジニア(おもにソフトウェアプログラマ)として、自分の強み・弱み、スキルレベルの把握が客観的に可能な診断ツール『ETSSレベルチェッカー(職種/専門分野 = ソフトウェアエンジニア/組込みアプリケーション)』を活用する。

 上記5のスキル診断は、経済産業省の組込みスキル標準(ETSS)に準拠した、株式会社ネクストエデュケーションシンクの『ETSSレベルチェッカー(TM)』を利用。組込み人材のスキルを総合的・客観的に診断し、その結果をレーダーチャートで即表示する診断ツール。この診断では、受診者本人に自己の強み、弱みを組込みスキル標準と比較し、レベルの可視化を行う事によって、現時点での自己の技術レベルに対して気づきを与えるとともに、今後のスキルアップに活用できる診断ツールです。以上の調査の申込み期間は7月末です。

 なお、この調査に協力した企業には、アンケートの分析終了後、自社受診者全体の分析結果概要を無償でフィードバックする予定となっているとのことです。企業の今後の人材育成の指針としてもご活用が可能な、人材育成とセットになったユニークな調査と言えるでしょう。

 現在、ITSSやUISS等のスキル標準の活用が進むなかで、組込み業界でもETSSの導入は進んでいます。

 今回の調査は大学教育の改善、および自社のエンジニアの育成・採用を目的に組込み業界の人事・人材育成部門ご担当者には目の離すことのできない調査結果が出てくるのではないでしょうか。また、大学教育もより即戦力化された人材を輩出する指針を研究し、具体的に実施することがことが期待されます。

本調査に関するお問い合わせ先
委託会社:株式会社ネクストエデュケーションシンク
TEL:03-5842-5148 Fax:03-5842-5147 MAIL:info@nextet.net

■『ETSSレベルチェッカー(TM)』の概要

 経済産業省が策定した組込みスキル標準(ETSS)を基に、ネクストエデュケーションシンクとNECラーニングが共同開発した国内初の客観型診断ツール。自動車や携帯電話など日本が国際競争力を持つ分野の開発に必要不可欠で、かつ人材が不足している組込みソフトウェアの技術スキル標準「ETSSスキル標準Ver.1.1」に準拠し、エントリーレベルからミドルレベルまでの人材の実務能力を客観型テストによって精密な可視化を可能としたアセスメントツール。現在、組込み人材の派遣や、配置、研修など多方面で活用されています。

 2007年7月現在、以下の職種・専門分野がラインアップされている。
・ 「ソフトウェアエンジニア・組込みプラットフォーム」
・ 「ソフトウェアエンジニア・組込みアプリケーション」
・ 「テストエンジニア・組込みシステム開発」

試験は、60分60問。Webによる診断(ASPサービス)。ETSSスキル基準Ver.1.1の「スキルフレームワーク」と、ETSSキャリア基準Ver.1.0の「スキル領域」および「スキル分布特性」、またそれ以外のスキルとして「パーソナルスキル」と「ビジネススキル」にそれぞれ準拠している。

▼詳しくはこちら
  -> http://www.nextet.net/e-learning/58/feature/sp03-1.html

■調査協力のお願い

 ネクストエデュケーションシンク マーケティングビジネス部では、名古屋大学からの委託により『産業界の人材養成ニーズに対応した大学教育のあり方に関する調査』を実施しています。

  本調査にご協力いただくことにより『ETSSレベルチェッカー (職種/専門分野=ソフトウェアエンジニア/組込みアプリケーション)』が無料で実施できます(受診者本人には、解答後すぐに診断結果が表示されます)。

 ご協力いただきました企業ご担当者様には、分析結果概要もフィードバックさせていただく予定です。また、自社エンジニアの診断結果もご報告させていただきますので社員の育成用途にご活用いただけます。

 以下、名古屋大学高等教育研究センター様からの依頼文をご確認ください。

▼ 産業界の人材養成ニーズに対応した大学教育のあり方に関する調査へのご協力のお願い
   -> http://www.nextet.net/products/etss/guidance.pdf

▼ お申し込みはこちら
   -> https://www.nextet.net/nagoya_app.html

* 本調査にご協力いただける企業様は、ご担当者様情報の入力をお願いいたします。

 後日、弊社事務局より人数分のIDをe-mailで送付いたします。是非、この機会にアンケート(スキル診断(無料)含む)にご協力いただけますようお願いいたします。

株式会社ネクストエデュケーションシンク
マーケティングビジネス部


 
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