ネクストエデュケーションシンクは、SAPジャパンと共同で「"人間力"を総合的・客観的に把握し成果を出す、次世代の人材育成・人材マネジメントのためのITインフラ活用方法」を題するセミナーを開催した。

　企業における人材価値の重要性が問われる今日において、従来は効率化を目的に取り組まれてきたeラーニングも、今後は学習結果・スキルレベルをデータベースとして長期的な人材育成・人事マネジメントの情報基盤として活用する企業が増加する可能性が高い。本セミナーでは、ネクストエデュケーションシンク社の提供する適性・スキルから、コンピテンシー、人間力まで診断することができる総合的なアセスメント＆eラーニングコンテンツと、SAPジャパンが提供するHCMソリューションにより、実際に運用するための活用方法を事例を交えて紹介した。

　第1部では「事例に見る人材価値向上のためのITインフラ活用方法」と題して、SAPジャパン　HCMソリューションズ　ソリューションアーキテクトの南和気氏が講演した。

　長期的に企業価値を高めるための人材育成へ取り組むために、評価、教育、人材配置といった幅広い人事プロセスの運用を実現し、蓄積される情報を総合的に分析するためのITインフラの重要性、不可欠性を訴え、mySAP ERP（SAPが提供する人事ソリューションパッケージ）が提供するソリューションを踏まえ、企業の人材育成のために求められるITインフラの効果的な導入ポイントをトータルに拾う。質疑応答も活発に交わされた。

　第2部では「客観型スキル診断で"人間力"を客観的・総合的に把握、成果を出す次世代の人事評価・人材育成に向かって」と題して、ネクストエデュケーションシンク 代表取締役社長　斉藤実が発表を行った。

　「人財の価値が企業を活かす時代」とまでいわれる現在、社員の“人間力”を総合的、客観的に「見える化（可視化）」して把握することが重要視されており、高精度かつ人間味あるアセスメントツールを用いて、採用から人事管理、人事評価、人材育成、研修、ｅラーニングとの的確なマッチングに活用でき、これらの公平感・納得感からくる社員のモチベーションアップに つながる客観的な人事ソリューションが、これまでの人材マネジメント、人事考課のあり方にも大きなインパクトを与える旨を講演し、日本の企業すべてに必要とされる次世代の人事ソリューションをmySAP ERPとともに提案した。

SAPジャパン ＝ http://www.sap.com/japan
ニュースリリース ＝ http://www.nextet.net/cominfo/press/p060608.html