プライバシー保護社内認定資格制度を実施している日本プライバシープロフェッショナル協会(JPPA、岡村總吾会長)と日本ユニシス・ラーニング(ULK、斎藤哲郎社長)は、企業内でプライバシー教育を行うためのeラーニングコンテンツ「個人情報保護入門」を共同開発したことを発表した。
社会のネットワーク化が進むなか、企業や団体の情報セキュリティおよびプライバシー保護体制の確立が急務となっており、米国では、CEO、CFO、CIOなどに続き、組織内におけるプライバシー保護問題を統括するCPO(Chief
Privacy Officer)を配置する企業/団体が増加している。
国内でも、5月に成立した個人情報保護法によって 個人情報取扱い事業者は政府や事業者団体のガイドラインなどに沿って、適切な措置を講ずるよう努めることが義務付けられている。
「個人情報保護入門」は、こうした実状に対応して開発されたコース。同コンテンツを利用することで、「個人情報保護の重要性」、「プライバシーポリシーの役割と位置付け」、「個人情報保護の実践」など、業務を遂行するうえで必要な個人情報保護のための具体的な行動について、全従業員を対象に短期間で効率的に教育することが可能となる。
なお、JPPAとULKは、個人情報保護法とプライバシー教育〜「個人情報保護入門eラーニングシステム導入」〜の無料説明会を04年1月30日に開催し、企業/組織内における個人情報体制の強化に役立つ情報提供を行う予定。
日本プライバシープロフェッショナル協会=http://www.e-govprivacy.org/JPPA/
日本ユニシス・ラーニング=http://learning.unisys.co.jp/