臨床試験(治験)支援大手のシミックは9月から、治験進行の監視者をインターネットを使って教育するeラーニングソフトを期間貸し方式で提供する。監視業務に携わりたい学生や薬剤師の理解に役立てる。同社への就職希望者を確保する狙いもある。
ソフトは、治験の流れに沿って、治験前から治験終了時まで監視者が手がける業務を図表を交えて説明する。各ページで音声による説明が聞け、動画によるナビゲーションも表示する。
例えば「治験実施中の業務」の章では治験の被験者の適格性や症例報告書の確認の仕方などを解説する。各章ごとの問題で8割以上正解しないと次の章に進めない。学習時間は標準で5時間。9月10日から提供を開始、利用料は学生が8000円、それ以外は1万2000円。シミックのホームページ(http://www.cmic.co.jp/)で申し込みを受け付ける。年間1000人の利用を見込む。
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