イチヤ(本社・高知県高知市、中岡久幸社長)とジェイディー(吉田哲也社長)は、“love”、“peace”、“soul”を基本コンセプトとした本格的なストリーミングチャンネル「lps.tv(エルピーエス・ドット・ティーヴィー)」を9月29日に開局した。
「lps.tv」は、ダンス、英会話、占い、音楽、映像を通じて、子供から大人まで誰もが楽しめる多彩な番組を提供するストリーミングチャンネルで、音楽プロデューサー・イラストレーターの江守藹(えもりあい)氏がプロデュースした。番組構成は、オリジナルアニメキャラクターを使い、誰もが楽しめて学べる「KIDS'N
JUMP(キッズンジャンプ)」を中心としたチャンネルと、音楽、映像といったエンターティメント中心の「ラブ☆ピーエスチャンネル」の2チャンネルで構成される。「KIDS'N
JUMP」では、元気で夢にあふれる小学6年生の6人のアニメーションキャラクターが中心となり、古き良き習慣、家族愛、友情の大切さを「HUEY
TOWN(ヒューイタウン)」で繰り広げられる出来事として、5つのコーナーで展開する。
「ラブ☆ピーエスチャンネル」は、当初2つの番組でスタートし、順次番組を増やしていく予定。各番組は、無料のものを除いて月額280円で提供し、「KIDS'N
JUMP」をすべて楽しめる月額680円のセットメニューも用意している。課金は11月1日から開始し、それまでは無料で視聴することができる。
このほか、同社では「リアルの世界」と「バーチャルの世界」を融合した事業を展開していく方針。具体的には、英語学習コンテンツ「Let's
Speak!!」と連動した英語教室を開設したり、「lps.tv」で提供する「HEAVEN'S LEAGUE」などのイベントを通じ、全国的に新しいアーティストや人材の発掘を行う。
イチヤの渡部敏弘最高顧問兼海外事業部長は、「ブロードバンドのインフラが整い、4、5年前から構想していたエデュケーションのコンテンツがようやくインターネットで放送できるようになった。ただ、われわれはなんでもかんでもサイトに盛り込むのではなく、3つのコンセプトを中心に、教育に役立ち、なおかつ簡単に入ってこれる情報を提供する。子供を中心としたコンテンツなので、家族全員で楽しんでもらいたい。今後は、インターネット放送局の見本となり、地方との連携も図っていきたい」と述べた。
両社では今後、ISP、CATVとも協力して番組の多様化、コンテンツの充実を図っていく考え。同チャンネルにおけるインターネット会員数を04年末までに5万人、事業全体の売り上げとして2億円を目指す。
イチヤ=http://www.ichiya-ec.co.jp/
ジェイディー=http://www.jd2000.co.jp/
「lps.tv」=http://www.lps.tv/
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