eラーニングマガジンに関するお問合せ、ご質問等は下記までご連絡ください。
eラーニングマガジン編集部

elmag@nextet.net



〜人材育成過程の効率化とカフェテリア方式による
自己啓発促進による能力開発〜


<本社ビル>
 最先端の情報技術を幅広く取扱い、創業40年の歴史を持つ日本コンピューター・システム株式会社。社員の教育を担う能力開発部では、人材育成と企業戦略を一体化させるさまざまな取り組みを行っています。
  【自発的かつ自由な能力開発を推進】
 日本コンピューター・システムでは、社内ポータルから社員が自分にあった教育を自発的に選択して、その受講と修了を会社が積極的に支援する仕組みを早くから取り入れています。

大西様
<大西氏>
 「IT系でも自分の担当業務領域のスキルのみを磨いていればよい時代ではありません。SEもチームワークをもって進める業務に携わる場合、コミュニケーションスキルが必要になります。そうした業務に照らしてまだ十分備わっていないと感じる分野を学ぶときや、専門知識修得の前提としてその分野の基礎知識を確認しておくときなど、eラーニングは最適です。」と話すのは管理本部能力開発部の部長、大西隆夫氏。

 過去に会社が指定した集合研修を一律に社員に受けさせても効果が十分に上がらなかったことから、現在は社員が自発的にキャリア形成とエンプロイアビリティの向上に励むよう会社が促し、多くのメニューを用意して社員に自由に選択させるカフェテリア方式と呼ぶしくみを採用しています。
 
【受講修了率99%の秘訣】
 自分で学ぶという点から、意志の強さがないとなかなか修了まで行き着けない場合が多いeラーニングですが、同社の受講者の修了率は99%。ほとんど全員が業務と並行して学習を進めながらも、決められた受講期間内に修了を果たしています。

 その理由を能力開発部課長代理、大呑昌弘氏はこう言います。「受講期限の2ヶ月前から受講者に確認と修了を促す連絡を送り、1ヶ月前からは1週間ごとに連絡をします。本人に意志があっても業務との兼ね合いで受講が困難な場合もありますので、本人の上司に対しても受講修了に協力してもらうよう呼びかけます。」

 受講費用については会社の教育用の予算内で割り当てられ、受講が修了した人の分のみ会社が負担し、そうでない場合は事業部が負担するので、会社全体で受講者の達成に責任を持つ仕組みになっています。あわせて特筆すべきは、目標管理を個人でも事業部単位でも行っており、一人一人のスキルアップを本人の自助努力とともに会社がしくみをもって確実にサポートしているということです。


 

↑TOP


Copyright©2001-2003 Next Education Think.All Rights Reserved.
Internet Explorer4.0,Netscape Navigator4.0以降での閲覧を推奨します。

特集1:日本コンピューター・システム株式会社〜eラーニング導入事例紹介〜
  (2)
   
特集2:ますます高まるIT資格ニーズ〜今注目のIT資格の実態と位置づけ〜
   
特集3:プロシーズ〜eラーニングコースベンダー紹介〜
 
特集4:旺文社PカレッジTOEICスコアアップ講座〜eラーニングコース体験レポート〜