eラーニングの研究実践センターが4月、長岡技術科学大学(長岡市・服部賢学長)に設置され、新潟放送(新潟市・牧野庄三社長)などとの産学共同による研究開発がスタートした。
同大学は一昨年からeラーニングに取り組み、全国の高等専門学校の生徒らを対象にインターネットを通じた講義を開講し、今年度は24講座で全国8校の250人が受講している。さらに今後進む国内外の他大学との研究交流や単位互換、公開講座などに対応していく環境を整えるため本格的な研究に乗り出した。
同センターでは、現状十分でない教官と学生の双方向性を確保するためのシステム開発や、放送局の撮影、編集技術を生かしてeラーニング教材を開発する手法の研究などを進める。小中学校などでの授業の導入や企業研修など幅広い場で活用できる技術や手法の確立も目標にしている。
センター長の大里有生・同大教授は「(教室での)対面講義よりも効果的な学習が出来るシステムの構築を目指したい」と話した。
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