3月6日(木)と7日(金)の両日、「第3回インストラクショナルデザインワークショップ」が新宿住友ビルで開催されました。
株式会社インストラクショナルデザイン代表取締役社長の中原孝子先生を講師にお迎えしてのこのワークショップは、回を重ねるごとに各社様のご関心も高く、時流にのった人気の講座です。朝10時から夕方5時まで2日間の講義の内容は"インストラクショナルデザイン(ID)とは何か"から始まり、効果あるeラーニングを実現するための手法を丁寧に確実に学んでいきます。
今までの日本にはなかった経営戦略に基づいた研修のデザインとは、経営戦略を分析し、それに沿ったパフォーマンスや、組織改善のために必要な研修あるいは業務サポートを見極めることから始まります。そして何をeラーニングに、何を集合教育に、何をOJTにすべきか、コストもふくめて総合的に研修全体のデザインを学習します。
受講生の多くは、普段の仕事で研修構築を担当している方や、eラーニングコース・ベンダーの製作及び企画担当の方々でしたので、より効果的かつ実践的な研修構築のノウハウを習得しようと、中原先生の講義に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
また、このワークショップは研修の設計図でもあるコースマップや研修内容の台本とも言えるストーリーボード作成の演習など、より実践的にそのテクニックを習得することができます。今回も前回までのワークショップと同様にチームワーク形式を導入しました。それぞれ4,5名のチームですが、各チームとも様々な意見が飛び交い、1つのテーマに対して熱気あふれる活発な論議が繰り広げられました。そしてそれぞれのチームに対して中原先生がアドバイスをされるのですが、実践的なIDの技法に即したアドバイスはアメリカの事例を参考に挙げるなどとても具体的なもので、目からウロコという感じでした。
2日目の講義終了後、受講生の方々から自然と拍手が沸き、充実した締めくくりとなりました。非常に内容の濃い、かつパワフルなワークショップという印象でした。
IDの手法は研修作成においてだけでなく、研修受講者にとってどのようにプラスになるかも考える手法です。今回のワークショップの内容は、改めてインストラクショナルデザインの標榜する考え方の重要さを教えてくれたように思います。
ここに受講者の声の一部をご紹介します。
【A様:eラーニングベンダー 製作担当】 |
非常に密度の濃い内容のワークショップでしたので、充実した2日間でした。
IDを学んだことで、今後のコース作成にあたり大いに役立つと思います。 |
【B様:情報処理開発会社 社員教育担当】 |
我流でコースを作成してきたので、反省ばかりでした。自分が何をしなければならないのか、明確になりました。
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また、予算管理、コスト管理、設計や分析・評価などを、さらに詳細にしたコースも作って欲しいなどのご要望も頂いております。今後、さらにレベル・アップして踏みこんだ内容のセミナーも開講準備予定です。
※今年度のIDに関するセミナー開催予定はこちらをご覧ください。
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