三洋電機 事業開発本部とコミナスネット（本社・大阪市、藤本禎宏代表）は1月8日、韓国でトップシェアのeラーニング・ツール「GVAシステム」を採用し、eトレーニング・ビジネス「e-講師」について協業することを発表した。1月20日からサービスを開始する。

　「e-講師」は、B2B、B2Cの研修、講習、授業などのコンテンツ制作から、インターネット配信まで提供するeトレーニング・ビジネス。特徴は、(1)コンテンツ制作コストを抑えることが可能、(2)ページ上への書き込みが可能、(3)ナローバンドでの配信性にも優れている、(4)双方向のeラーニングも可能、(5)ユーザー単位の理解度、教育の進捗管理機能――など。

　今回の協業では、B2B、B2C向けの研修、講習、授業などのeトレーニングに適したマルチメディアコンテンツ制作ビジネスにおいて、「GVA2000Author」（コンテンツ制作ツール）を採用し、コンテンツの短納期、低価格化を実現していく。同時に、コンテンツプロバイダとして、学校法人エール学園のリアル教育（受験教育、生涯教育など）の教材をeラーニング化し、コンテンツ販売も開始する。

　また、配信・運用ビジネスについては、クライアントのコンテンツを専用サーバーに預かり、オンデマンドやリアルタイムで配信・運用していくとともに、「GVA2000LMS」（ラーニング・マネジメント・システム）を採用し、コンテンツの閲覧管理や理解度チェックなどをサポートしていく。

　ソリューション・ビジネスでは、「GVA2000Author」の販売、サポートを行うほか、コンテンツ制作をユーザー側で行う場合には、コンテンツ制作ツールをレンタルで提供する予定。

　「e-講師」は、B2Bでは、新商品教育、研修、講習会、経営方針、会社案内、IRなどの分野をターゲットに、B2Cではエール学園講座のオンデマンド配信を皮切りに、教育ポータル事業への活用をターゲットとして展開していく予定。

三洋電機＝http://www.sanyo.co.jp/
コミナスネット＝http://www.comminus.net/