日立電子サービス(古厩 賢一社長)と日本ユニシス・ラーニング(島田 精一社長)は1月20日、eラーニング事業で包括的な業務提携を行うことを発表した。
今回の提携では、eラーニング市場が今後大きく成長していくことを見込み、情報・通信技術を積極的に活用した人材育成に貢献する製品開発、製造、販売、保守など各方面にわたって業務提携関係を確立し、長期的に継続、強化していく。また、両社がもっている技術、製品、販売面における長所を生かした業務提携を行うことで、eラーニング市場における顧客ニーズに的確に応える体制を構築する。
具体的には、日本ユニシス・ラーニングは、研修管理プラットフォームLMS(Learning Management System)分野において、日立電子サービスから国産初の第三世代LMS「HIPLUS
on Web V8」に関連する技術提供を受け、「VirtualCampusII」として3月から提供を開始する予定。
これによって、従来の「VirtualCampus」におけるWBT研修の提供に加えて、ブレンディング研修(WBTと集合研修の効果的な融合)、HRM(Human
Resource Management)システムとの連携などLMSの機能強化を図り、戦略的な人材育成に貢献する統合eラーニング・ソリューションを提供していく。
一方、日立電子サービスでは、日本ユニシス・ラーニングが長年にわたる教育知識と経験を生かして体系化したID(Instructional
Design)技法「UNIKIDS」とそれに関連する各種ノウハウの提供を受け、今後のコンテンツやコース開発に役立てていく。
さらに、両社はこれまで人材育成に関連した製品開発で培ったノウハウをベースに、eラーニングのコンテンツや関連製品開発においても協業し、コンテンツや製品の充実を図るとともに、国内eラーニング分野の先駆的な企業として、需要が高まる企業向け人材育成戦略をトータルにサポートするeラーニング・ソリューションの拡充を目指す。
日立電子サービス=http://www.hitachi-densa.co.jp/
日本ユニシス・ラーニング=http://learning.unisys.co.jp/
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