紹介した事例は一例ですが、各社の実情に合わせた各社各様の仕組があると思います。しかし、どのような仕組を作り上げようと、仕組だけでは人材育成の効果は出ません。
「評価者」は同時に「育成者」であり、「評価」と「育成」という重要な役割を担う立場のマネジメント層が、真剣に社員と向き合い、常にコミュニケーションを密に取り、一緒に階段を登っていくように互いに成長していくことが必要です。評価し育成する立場のマネジメント層が、非常に重要な役割を果たすのです。その負荷は決して低くはありません。しかし、それだけの価値があることなのです。マネジメント層がどれだけ真剣に「評価」と「育成」に取り組むか、それが最も重要な鍵を握ります。
そもそも、「人材育成」は何のためのものでしょう。
社員が育ち、その成果をお客様に対するサービスの向上に活かして初めて意味があります。そのサービスの向上によってお客様に喜んでいただき、その結果、業績が向上して会社が発展し、それは社員への報酬や達成感となって返ってきます。「お客様」と「社員」と「会社」の3者が、みなHAPPYになるための手段として「人材育成」が必要なのではないでしょうか。
島川様は、以上の2点を熱意を持って参加者に訴え締めくくられました。「eラーニング編集部」としても、「人材育成における大切なこと」の核として、「みながHAPPYになる」ことなのだということを再認識したセミナーでした。
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