経済産業省と文部科学省は7月20日、高度なIT人材の育成を進めるための協議会を共同で推進していくことを発表した。7月末に"産学官"を含むメンバーを確定し、9月に第1回分科会を開催する。2008年3月の総会で中間報告を取りまとめる計画である。

　本協議会は、人材育成を推進する場として設置する予定の「産学人材育成パートナーシップ」の分科会として開催し、主に「産業界の求める高度IT人材像と個々の人材に必要なスキルの共有」「産業界と教育界との知識・スキル体系のすり合わせ」「産学連携による実践的な人材育成手法のあり方」「産業界と教育界の人材交流促進策」などを検討する。

　従来、経産省が高度なIT人材の育成を目指した「人材育成ワーキンググループ」）を開催したり、文科省が大学の教育現場に企業から講師を招く「先導的ITスペシャリストと育成推進プログラム」を主導したりと、両省が独自に産学連携の人材育成に取り組んできた。産業界側のニーズを踏まえた教育カリキュラムを大学側で開発するためには、監督官庁である両省が足並みを揃えて施策を議論することが不可欠だと判断した。

資料 ＝ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/ithyouka/kaisai_h19/dai1/siryou1_1.pdf
（4P目右下をご参照ください）

[参考文献：2007年07月20日/日経コンピュータ]