大塚商会は「プライバシーマーク」の認定を日本全国すべての拠点(99拠点、567店舗)で取得した。「プライバシーマーク」は、十分な個人情報保護対策を施している企業にのみ付与し、認定要件が厳しいため、社員数8,000人規模の企業で一斉に取得するのは珍しいことである。
また、社員にもコンプライアンス(法令遵守)を徹底させる目的で、社員向け資格制度の一種である「CP(コンプライアンス・プログラム)免許制度」の運用も開始した。個人情報保護と情報セキュリティの知識度に応じて、CP1級からCP5級までレベル分けを行う。
「CP免許制度」のレベル分けはeラーニングとその後のテストによって行われ、その結果は昇給や降級の指標にも利用される。現在136人が取得している最高ランクのCP1級は、情報セキュリティ管理システム(ISMS)に準拠した知識が必
携で、最低ランクのCP5級に降格するとパソコン自体にログインできない状態になる。
参考文献 [2005年11月16日 日刊工業新聞]
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