携帯電話やiPodなどの携帯デジタル音楽プレーヤを使って好きな時に語学学習が受けられる「携帯eラーニング」コンテンツが相次いで登場している。教育ベンダーや関連各社は、電車などで移動中に利用するメディアが書籍・雑誌から携帯電話などのデジタルモバイル端末にシフトしていることに着目。自己啓発が旺盛なビジネスパーソンらをターゲットに、通勤移動中など空き時間の有効活用法として提案していく。

　中国語研修や翻訳サービスのWEIC（東京・新宿、内山雄輝社長）は携帯電話に中国語学習講座を配信する事業を2006年2月にも始める。配信する講座は初級から中級者向けの予定。練習問題が中心で全部で40レッスン。１レッスンにかかる学習期間は3日程度（1日に30分程度学習した場合）。

　一方、株式会社ソフト・リサーチ・センター（東京都新宿区 代表取締役：木村雄二郎）は、ITスキル標準（以下ITSS）の研修ロードマップに沿った本格的なプロジェクトマネジメントeラーニングコースである「ITプロジェクトマネジメント実践講座」の発売を2005年11月より開始。音声データをeラーニングコンテンツよりダウンロードしてiPodなどの携帯デジタル音楽プレーヤに取り込み、通勤時間などを活用した「ながら学習」ができるようしている。

参考文献 [11月17日/日経産業新聞]