アイ・ティ・フロンティアは、日本IBMが開発したグリッド配信技術「IBM Peer to Group Media Broadcast(IBM P2G)」を利用したライブ放送等の企業内コンテンツ配信システムの技術検証実験を4月27日より実施している。
IBM P2Gは、大規模な投資や特別なインフラを必要とせずに高品質なコンテンツ配信を実現するグリッド技術。ネットワークと配信サーバーを仮想化し、クライアント側が協調して負荷を分散しながらパケットを送信する。これにより、サーバーにかかる負荷やネットワークの混雑を軽減しながら、eラーニングなどのマルチメディア・コンテンツやデータを配信することができるという。
実験では、Windows 2000 Serverのサーバー1台と、IBMのノートPC「ThinkPad」100台を用意して、アイ・ティ・フロンティア社内に400kbpsの動画を配信している。
アイ・ティ・フロンティアと日本IBMは、今回の技術検証の結果を踏まえ、今までのノウハウを融合して、IBM P2Gの具体的な企業内利用について幅広い業種の企業に提案していく予定。
アイ・ティ・フロンティア ニュースリリース =http://www.itfrontier.co.jp/corporate/29/888/000891.html
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