日本オラクル(新宅正明社長)は11月24日、企業向けコラボレーションソフト「Oracle
Collaboration Suite」の短期導入パック「Oracle Collaboration Suite おまかせパック」を12月20日から同製品のパートナーに提供すると発表した。コラボレーションソフト分野でのパートナー支援を強化するとともに、中堅・中小企業への導入を促進していく。
「Oracle Collaboration Suite」は、eメール、電子ファイル、スケジュールの管理やインターネット会議などを可能にするエンタープライズ対応のコラボレーティブアプリケーション。多様なデータの一元管理に対応しているため、意思決定支援を迅速化し、運用管理に必要なコストの最小化を実現できる。
今回提供する「おまかせパック」は、簡単インストールスクリプト、運用スクリプト、推奨構成、eラーニングコンテンツの4つで構成される。「簡単インストールスクリプト」を利用することで、「Oracle
Collaboration Suite」のインストール作業を一括して処理でき、導入工数も50分の1に削減できる。
「運用スクリプト」では、データのバックアップやシステムエラーの確認などの運用管理を簡素化できる。システム構築に最適な「推奨構成」に関する情報の提供や、いつでもシステム上から最新技術を習得できる「eラーニングコンテンツ」も提供し、「Oracle
Collaboration Suite」におけるパートナーの導入作業の効率化と負担を軽減するとともに、早期のシステム構築を実現する。
サーバー基盤として、Linuxを対象に最大1000ユーザーのシステム規模を想定しており、早期システム構築や運用管理の簡便化に向けた高い需要が見込まれる中堅・中小企業のシステム構築に最適な製品となっている。
同社は今後、「Oracle Collaboration Suite」のパートナーを対象に同製品の販売活動を促進するとともに、さらなるパートナー拡大を図ることで、05年中に100件の案件獲得を目指す。
日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/
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