動画配信技術開発のユビキャスト(呉 英仁社長)は、NTTコミュニケーションズ(NTT Com、鈴木正誠社長)の提供する国際CDNサービス「Smart
Content Delivery(SCN)」に対応した動画配信システム「ubicast3 for CDN」の提供を開始した。
NTT Comの「SCN」は、国内主要ISPに設置したキャッシュサーバーを利用し、アクセスの急増にも安定して高レスポンスの配信を可能にしているのが特徴。今回、「ubicast3」が「SCN」に対応したことで、HTTPプロトコルによる高い到達度をそのままに、これまで多額なコストがかかっていた大規模動画配信を安価に提供できるようになった。それにより、今まで1GBあたり2000円以上のコストがかかっていた動画配信を同500円以下で実現し、CDNを使わない場合の転送単価と比較しても遜色のないレベルとなった。
「ubicast3」は、インターネット上での動画配信に必要な機能をすべて備えた製品で、MPEG-4によるDVDクオリティの映像を配信することができる。Java
Appletによるプレーヤーは動画の再生時に自動起動するためインストールが不要。WindowsとMac OS、Linuxで動作する。
同社では、「ubicast3 for CDN」について、動画によるプロモーション、動画通販サイト、商品PR.IR、代理店・販売店教育などでの企業利用、教育機関のEラーニングなどでの利用を見込んでいる。
ユビキャスト= http://www.ubicast.com/
NTTコミュニケーションズ=http://www.ntt.com/
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