SAPジャパン(藤井清孝社長)は、「SAP Learning Solution」を中心とするトータルな教育管理ソリューションの提供を7月14日から開始した。
企業向けに、従業員の体系的な育成や、eラーニングを活用した教育プロセス、および業務の効率化を実現する。さらに、コンテンツ提供で実績のあるシュビキ、ライトワークスの2社と協業して、多様な業種、職能に対応した教育コンテンツも提供していく。
SAPの学習ソリューション「SAP Learning Solution」は、人事システムと完全に統合された新世代の学習管理システム。eラーニングだけでなく、各種の集合研修もサポートする。また、eラーニングの国際標準規格であるSCORMに対応するとともに、コンテンツ作成、トレーニングコースの管理、スキルや能力の管理、教育効果の分析に基づくコンテンツの改善など、教育に関わるさまざまな業務プロセスの効率化を支援する。
学習ソリューション全体が、人事システムと統合されているため、組織や職務といった人事情報に基づく従業員の能力開発管理が実現できる。たとえば、職務上必要とされる能力と各従業員の能力を比較し、従業員の能力に不足がある場合には、不足分を補う教育を計画、提案することができる。
このほか、「mySAP CRM (Customer Relationship Management)」や「SAP
BW(SAPビジネス・インフォメーション・ウェアハウス)」との連携により、営業担当の育成に関して、効果を追跡調査し、定量的に分析することも可能。
今回、教育コンテンツで協業する2社は、いずれもeラーニング分野で高い実績をもっている。
シュビキは1984年設立。経営コンサルティングで培ったノウハウを流通させる狙いで1993年からコンテンツ事業を開始し、現在「BISCUEeラーニング」のブランドで、300を超すSCORM対応eラーニングコースを提供している。
ライトワークスは、2001年の設立以降、ITからビジネス・法令までの幅広い分野におよぶeラーニングコンテンツを開発し、企業から官公庁や地方自治体に提供している。コンテンツの開発・提供に加え、コンサルテーションとの組み合わせで、組織全体の生産性向上、IT投資対効果の向上を支援している。
SAPジャパンでは、今回のソリューションを、今後3年間で100社に導入していく計画。
SAPジャパン=http://www.sap.co.jp/
シュビキ=http://www.shubiki.co.jp/
ライトワークス=http://www.light-works.co.jp/
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