デル(本社・川崎市、浜田 宏社長)は6月30日から、ITシステムの導入/運用/管理を担う人材を育成するため、人材育成・教育サービス「デル・プロフェッショナル・ラーニング・サービス」を開始すると発表した。
これにあわせて、ITシステムの管理者向けの教育サービスとして、サーバーやストレージの運用/保守、オペレーティングシステムやアプリケーション、管理ツールに関するトレーニングなど、ITを活用し効果的にビジネスを推進するための総合的なトレーニングプログラムを構築した。
同社はこれまでネットや企業向け直販を主体に、コストパフォーマンスの高いPC、サーバー製品を提供してきたが、顧客企業に対して的確にシステムを管理・運用できる人材を育成することが、IT投資の最適化と最大化につながるとして、人材育成、教育サービス事業への参入を決定。「デル・プロフェッショナル・ラーニング・サービス」は、デルの技術コンサルティング部門「デル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)」が提供するプロフェッショナル・サービスのメニューとして提供する。
トレーニングプログラムの構築に当たっては、デルの成長を支えるITシステムや人材育成のノウハウ、マネジメント技法などを盛り込んで企画を行い、同サービスのコンサルタントが、顧客が導入したシステムやITシステム部門の人材開発計画に合わせて、講義、実機を使用した演習、eラーニングなど、幅広いサービスメニューから、それぞれユーザーに最適な教育プログラムを提案する。
また、実際のトレーニングは、同社のコンサルタントやエンジニア、インストラクターに加え、ハードウェアやソフトウェアの各分野のリーディング企業と協力して実施する。トレーニングプログラムの一例としては、(1)デル製サーバハードウェア保守・管理コース、(2)Linuxシステム管理者育成コース、(3)Windowsサーバシステム管理者育成コース、(4)企業向けネットワーク管理者育成コース――などがあり、OSやシステム環境ごとに詳細なメニューが用意されている。
デル=http://www.dell.com/jp/
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