学習研究社(遠藤洋一郎社長)と松下電器産業(本社・大阪府、中村邦夫社長)IT教育研究所は5月11日、インターネットを利用した新しいコミュニケーション型学習サービス「デジタル家庭塾」の提供を開始した。
同サービスでは、学研が長年蓄積してきた教育ノウハウおよび豊富な教材と、コミュニケーション、コラボレーションに特化した松下電器IT教育研究所の学習プラットフォーム「eWBLCC」を活用する。
内容としては、「教育を軸に子供と親が行う家庭内のコミュニケーションを支援する」ことを基本コンセプトに、従来の教材配信型の教育サービスと比較して家庭内のコミュニケーションを重視。教材を配信するだけでなく、配信した教材を通して答え合わせや質問のなかでの親子のコミュニケーションを促進していく。
また、教育専門家がコラムのなかで、現代の教育事情の課題、問題点を提起し、親やサイト運営者を交えて議論を行い、家庭内での子供の教育に役立てていく。将来的には教科学習を超えた総合的学習を目指し、子供向けに理解しやすい学習を支えるハイテク技術や、生きていくために必要な知識としての法律(著作権など)などに関する学習なども検討している。
なお、同サービスは当初、小学校1−3年生を対象に算数、漢字の教材配信からスタート、将来は小学校高学年から中学生までに対象を広げる予定で、教材配信のほかeラーニングなどの双方向型の学習手法を取り入れていく。初年度に3000人、将来的には3万人の会員獲得を目指す。
学習研究社=http://www.gakken.co.jp/
松下電器産業=http://matsushita.co.jp/
「デジタル家庭塾」=http://www.katei-juku.com/
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