ダイヤモンドコンピューターサービス(DCS、野澤宏夫社長)は、eラーニング事業に参入し、10月からサービスを提供開始したことを発表した。すでに、東京三菱銀行がファーストユーザーとしてサービスを導入している。
このサービスは、eラーニング基本ソフトウェア「Saba」を利用してASPで提供される。主なサービス内容は、「HRM(human
resource management)機能」、WBT(Web Based Training)、リアルタイム研修の3つ。
基本機能として、(1)受講申込:Webでの受講申込み、「ワークフロー機能」を利用した申込み承認が可能、(2)Web学習:受講者は、自席や自宅などのPCを利用して、自習形式研修、ライブ型研修を受講可能、(3)成績管理:受講した研修がテストを含んでいる場合、その成績を管理することが可能、(4)受講履歴管理:受講対象者自身が現在の受講状況を確認できるほか、上司が部下の受講状況を確認することが可能、(5)外部講習管理:eラーニングによる研修だけでなく、従来型の研修についても受講履歴として管理可能──などを備えている。
また、「HRM機能」では、(1)スキル管理:スキルギャップ分析、スキル連動研修の抽出、スキル情報の把握などが可能、(2)資格管理:資格情報管理を行うとともに、資格取得支援のための研修を各個人に案内、(3)パフォーマンス管理:目標成果管理、360度評価、評価情報管理──などが可能となる。さらに、オプションとして、電子会議を利用することもできる。
なお、運用サービスとしては、研修のサービス全般についての企画・業務運用を支援する「サービス管理・企画支援」、オーダーメイドおよび汎用の研修に対応する「コンテンツ作成支援/運営支援」、および「システム運用」を行う。
同社では、今後、ASP形式での提供に加え、個別システム導入も実施していく方針。
ダイヤモンドコンピューターサービス=http://www.dcs.co.jp/
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