NECは、動画・音楽・ライブ映像などのストリーミングコンテンツ配信システム「StreamPro」の強化を図り、著作権保護機能を従来に比べ最大1/10の低コストで導入可能とした「StreamPro/WM9S-DRM」を製品化、28日から販売開始した。
新製品は、「Windows Media 9シリーズ」に対応したストリーミング配信システムにおいて、(1)コンテンツの暗号化機能、(2)視聴期限や視聴回数制限を設定したライセンス発行機能、(3)ライセンス発行履歴の管理――など、コンテンツの著作権保護を実現する各種機能を提供するパッケージソフトウェア。低価格、かつ短時間で著作権保護機能を導入することができる。
また、同社では、複数拠点へのコンテンツ配信における負荷分散と効率化を実現する「StreamPro/DistributionSystem」について、次世代インターネット・プロトコル「IPv6」対応、「Microsoft
WindowsServer 2003」対応などの強化を実施した。これによって、MPEGデータ配信やコンテンツ管理、サーバー管理など、「StreamPro」の基本機能のIPv6対応を完了した。
価格は、「StreamPro/WM9S-DRM Ver1.0」が98万円、「StreamPro/DistributionSystem
Ver3.2」が320万円。ともに29日から出荷開始する。
同社では、「StreamPro」を「IT・ネットワーク統合ソリューション」の基盤製品のひとつとして位置付け、ISP事業者やASP事業者への導入、自治体などの議会中継や住民サービス、企業内でのeラーニングや幹部講話での利用などを中心に積極的な販売活動を推進し、今後3年間で150ユーザーへの提供を目指す。
NEC http://www.nec.co.jp/
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