学生の就職や社会人の転職を支援する情報技術(IT)システムが九州で相次ぎ登場している。大学、自治体も独自サイトの運用を通じ、就職情報の提供に力を入れているほか、企業の取り組みも加速している。
九州・沖縄の計45大学でつくる就職情報サイト「Qナビ」は学生向けに企業の求人情報のほか、インターンシップ(企業での就業体験)受け入れの情報などを提供する。
福岡県のサイト「eしごとFUKUOKA」は約2400社の求人情報を掲載。同県は「雇用創出に少しでも役立てば」(労働政策課)といい、広く利用を呼び掛けるとともに、求人情報の一段の充実を図る考えだ。
一方、企業側の取り組みも積極的だ。適性診断テスト開発の株式会社プロファイル(福岡市、白木智貢社長)は近く大学向けに就職支援システム「イーサット/大学」の販売を開始する。学生は自分のパソコンから職業適性診断やインターネットを通じたeラーニング(遠隔教育)が受けられる。
プロファイル = http://www.p-file.co.jp/
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