日本放送協会学園(NHK学園)は、インターネットを利用したネット学習「e-ラーニング」システムを今年4月から開始すると発表した。システム運用および構築は日本IBMが担当する。
「どこでも誰でも学べる効果的な通信教育」としていち早く放送を教育に取り入れたNHK学園であるが、これに通信を加えることにより各メディアの特徴を生かしたより効果的な教育を行う。具体的には、インターネットの特長を生かし「学習進捗の把握と個々の能力に応じた指導」「生徒・教師間/生徒間のコミュニケーション強化による理解力の向上・脱落防止」「Web上からの教材の提供」を実現する。
まずは高等学校講座から導入を開始する予定で、初年度の平成15年度には、リポー ト提出やコミュニケーションにおいてネットを活用。その後、Web上での教材の提供等に利用範囲を広げ、平成16年度の「高等学校ネット学習本運用開始」を目指す。さらに、3か年計画で「ネットで学べるNHK学園高等学校」へ生まれ変わるべく準備を進めていくという。
NHK学園は通信制の高等学校として1962年にスタートし、これまで4万7千人以上の 卒業生を送り出している。現在では、社会人や主婦などを対象とした生涯学習講座と
福祉教育講座がこれに加わり、受講者数は延べ429万人に達している。
日本IBM (http://www.ibm.com/jp/)
学校法人 日本放送協会学園 (http://n-gaku.mediagalaxy.ne.jp/index2.html)
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