政府のe−Japan計画に盛り込まれた情報技術(IT)活用の先端事例を内外に示す「e!(イーびっくり)プロジェクト」の一環として、次世代インターネット技術のIPv6を学校教育や地域の生涯学習に生かす「e!−school」実証実験が東京都三鷹市で始まり24日、同市で開始式が開かれた。
e!−school実験は総務省予算で04年度まで実施。02年度は約6億円を投じ、教育へのIT活用を実験する。
三鷹市立第3小学校の高学年と第4中学校の1年生全員に約500台、市民モニターに100台、計約600台のノート型パソコンを配布。ブロードバンド(高速大容量回線)を通じて鮮明な映像で学校の授業の様子を父母や風邪などで休んだ児童・生徒らが家庭から見られるようにするほか、市民がビデオ映像をネット経由で広く公開する仕組みを設ける。
式典ではシステムを担当したNTTコミュニケーションズの担当者が、国際基督教大学(ICU)博物館湯浅八郎記念館とをIPテレビ電話で結んでの会話などを紹介した。
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