ADSLやCATV、光ファイバーなど、いまや個人が自宅で低価格にブロードバンド環境を手に入れられる時代。
そんな中で注目されるのが、「ストリーミング型eラーニング」だ。
今回は、中でも特に話題を呼んでいる「レビック KnowledgeBasket」を体験した。
「レビック KnowledgeBasket」は、ブロードバンド型eラーニングのさきがけ的存在。提供元のレビック社はもともと営業、マネジメントといった、いわゆるソフトスキル系の研修ビデオで有名。
そのビデオ、大企業の人事部などに社内貸し出し用などに並ぶことが多いのだが、1本 5万円はザラという、個人や中小企業が買うにはちょっと手が届かないというシロモノ
なのである。
しかし驚くことなかれ。今回体験した「レビック KnowledgeBasket」なら、ビデオと同じ内容が、約450本分丸ごと全部入って年間3万5千円(一人)と、とってもお得なパッケージとなっているのだ。
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タイトルのように、「ナレッジ」を450コース分も溜め込んだ「バスケット」になっており、
インターネットの機能を生かして検索機能やシナリオ閲覧機能なども装備しているという。 これはもしや、中小企業や個人でも、ハイクオリティな研修ビデオでノウハウを獲得できるということではないか。
今までは買い揃えることなど到底できなかったのに、これはまさに革命?早速使い心地や、内容に関して自分の目で確かめてみることにした。
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■まず、購入すると送られてくるID、パスワードでポータルサイトに入る。 ここでまず目を惹かれたのが、「Hot
Topic」というコーナー。 新情報が載っているコーナーだろう。
「これだけは知っておこう! キャッシュフロー入門 」というタイトルが 目に飛び込んできた。 クリックしてみる。すると、タイトルの詳細と、ビデオ再生ボタン、そしてさらに詳細へと進むボタンがある。
ここで、このシステムが非常によく練られて作られていることに感心した。
それは、単にビデオを見るだけでなく、PDF形式で「ハンドブック」を ダウンロードして印刷し、要点整理やチェック、コラムなどを利用できる。
また、「コンテンツ推薦機能」をつかえば、メールで社内の必要部署や、 部下、個人の場合は知人に「これを見てください」と指定することができる。
これと「ディスカッション」機能を併用すれば、ナレッジ共有が簡単に、しかも高度にできる。
さらに良い点として「シナリオを読む」ことができることと、シナリオ に対応した、どこからでも再生できるボタンがついていることだ。
これで1本のビデオをいろんな方法で見ることができ、よりタイムリーに、見たい箇所だけ見て、勉強することができる。いざビデオを再生してみて、また驚く。
筆者のインターネット環境は、残念ながらまだブロードバンド環境ではなく、128Kbpsの回線を共用で使っているという状態だったのだが、それでも快適に視聴可能なのである。
それもそのはず、「シュアストリーム」という技術を駆使して、使用している回線状況の変化に合わせて、そのネットワーク環境に適した帯域ファイルを
配信再生する仕組みを備えているのだ。つまりネットワークが混雑している場合は、 他のデータの邪魔にならないように小さいファイルのデータを流し、逆に回線がスムーズな時はビットレートの高いデータを再生するのである。
筆者の視聴中にも、回線が混雑したり、空いたりということを繰り返し、最低で45Kbpsというなんとも心細い速度になってしまったのだが、無事最後まで視聴できた。
どこまでもいたれりつくせりなパッケージである。
【お知らせ】
ネクストエデュケーションシンクでは、「レビック
KnowledgeBasket」をオンライン販売中!!(ネクストエデュケーションシンク社のページへ)
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