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経済産業省などの調査によると、企業が新卒学生を採用する際に最も重要視しているスキルが「コミュニケーション力」。しかし、新卒学生は"社会人として必要とされるコミュニケーション力とは何か"を教えてもらっていないのが現状だ。そこで今回、学生向け就職情報サイト「日経ナビ」を運営する日経HRの服部光訓氏に、Mr.サイトウが直撃インタビューを行い、新しい流れを迎えはじめた最新の就職動向も踏まえ、"社会人として必要なコミュニケーション力とは何か"を取材した。 |
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Mr.サイトウ:
本日はお忙しい中ありがとうございます。早速ですが、まず、服部様のお仕事、ご経歴を伺いたいと思います。
服部光訓氏:
わかりました。まず、私の仕事の最大のミッションをお伝えしたいと思います。それは、主に新卒学生の「就職についての勘違い」やそこから生じる「ミスマッチ」を無くすことです。新卒の学生さん達は「社会」といいうものを知らない、というよりも知らなすぎるので、無事就職したとしても「はじめに聞いていたことと話が違う」などという理由から3年以内に離職してしまう人がずいぶんいらっしゃいます。というよりもより増加している印象があります。これは企業にとって大きな損失なのです。大きな労力とコストをかけて採用を行っているのに、ようやく一人前になってきたかなというタイミングで簡単に辞められてしまっては……。
Mr.サイトウ:
いわゆる「第二新卒」というのは随分増えているようですね。
服部光訓氏:
はい。私はもともと新聞記者で、はじめは自動車や電子・通信分野などの企業取材を担当していて、その後、弊社のグループが出版しているさまざまな人財系の雑誌や、企業の人事・経営問題を扱う仕事に携わってまいりました。その両方を評価されたのかどうかわかりませんが、1998年に大学生向けの就職情報サイト「日経就職ナビ」(通称「日経ナビ」)を起こし、初代編集長をやらせていただきました。また、同時に、転職情報サイト「日経Bizキャリア」の編集長もやらせていただきました。そして、2002年に、この2つを「日経人材情報」という別会社へ移管しました。
Mr.サイトウ:
そして、「日経HR」という会社に発展されたわけですね。どのような会社なのでしょうか。
服部光訓氏:
はい。まず、日経HRの「HR」は「ヒューマンリソース」の頭文字なのですが、正確には「エイチアール」と呼びます。日本経済新聞社と、その子会社である日経BP社の共同出資会社でございまして、「人財に関する総合的な情報を発信して行こう」という目的で2006年4月1日に日経人材情報と日経BP社の子会社である日経BPエキスパート社が合併する形でスタートいたしました。「日経人材情報」のDNAを受け継ぎつつ、就職情報を発信していた弊日経グループを合併・一元化することにより、より正確で深く、総合的でフレッシュな情報を提供することを旨とする新しいポータルサイトと考えていただいてよいと思います。
Mr.サイトウ:
就職に関する情報発信ということですが、具体的にどのような情報を発信されるのでしょうか。
服部光訓氏:
はい。ビジネスユニットとしては、「キャリア事業」――すなわち転職者、社会人をターゲットとしたもの、それと新卒学生をターゲットとしたものがあります。キャリアアップも含めて転職のほうで言いますと、「日経Bizキャリア」と「日経BPエキスパート」があるのですが、今年2006年の12月を目処に「日経キャリアNET」というかたちでサイトを一本化して強化してまいります。
Mr.サイトウ:
そうですか。ところで、御社は以前からWebだけでなく、紙媒体と連携させたかたちで上手に情報発信されていますね。
服部光訓氏:
情報を受け取る側にとっては、メディアは複合的かつ有機的なほうがいいと考えています。私は"メディアコンプレックス"と呼んでいますが、インターネット、Web、マガジン、日経BP社の雑誌媒体および求人情報、プラス「日本経済新聞」というニュースペーパーですね。これを複合的、有機的に展開していったほうが効果的だろうと。もちろん、新卒のほうにおいても、"メディアコンプレックス"は展開しております。「日経ナビ」という就職情報サイト、および「日経就職ガイド」という就職情報誌、「日経就職シリーズ」という書籍、そしてやはり「日本経済新聞」ですね。さらにプラスαで考えていきますと、「イベント」が加わります。メディアの壁を越え組み合わせた"もの"で、リアルな情報を提供していくことに心血を注いでいます。これは「日経HR」のミッションでもあります。
Mr.サイトウ:
「立体的 & リアル」ということですね。
服部光訓氏:
メディアごとに、それぞれいい側面がありますから、利用者の方々には、それぞれの都合にあったものをご選択いただければと常々苦心して実践しております。
Mr.サイトウ:
なるほど。ところで、ここのところ企業の採用意欲が非常に高まってきていますね。人財採用面における「バブルの再来」といっている方もいらっしゃるようです。
服部光訓氏:
そうですね。現実に、人財争奪戦というべきものが始まっています。そして、それとともに、以前と違ったかたちのミスマッチ採用、ミスマッチ入社というものの兆しがみえます。
Mr.サイトウ:
どういうことでしょうか。
服部光訓氏:
以前は就職氷河期――「狭き門」ということで、とりあえず「内定が欲しい」「就職してしまえ」というかたちで入社される方が多かったのです。ところが、実際に働いてみると、自分のイメージや能力など、諸々何か合わないな……、ということで3年以内に辞めてしまうという方が多くて、結構問題になりました。これが従来型のミスマッチであると考えています。いわゆる第二新卒ですね。
Mr.サイトウ:
はい。 |
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