サイバネットシステムは業務改善支援事業を本格化する。昨年ソースコード利用権を取得した業務改善支援ツールeラーニング支援ソフト『Epiplex(エピプレックス)』の開発チームを４月に立ち上げる。開発元である米エピアンス（カリフォルニア州）の開発要員４人と日本のエンジニア２人でチームを立ち上げ、ＣＡＤ／ＣＡＭ／ＣＡＥ関連の機能強化を中心に、コンテンツ作成時の操作手順記録機能の精度向上などを図る。

　『Epiplex(エピプレックス)』は、さまざまなアプリケーションソフトの操作手順をキャプチャーし、XMLに変換できる機能を備えたeラーニング支援ソフト。操作手順を収録したXMLファイルをHTML形式ファイルなどでドキュメント化することで、そのアプリケーションの操作ガイドを自動的に作成できることができる非常に便利なソフトウェア。

　これにより、時間がかかっていたトレーニングコンテンツの制作期間を数日単位に短縮できると推定。ＣＡＤ／ＣＡＭ／ＣＡＥ関連の機能強化を主眼とし、日本の独自の要望に対する製品の機能向上を迅速に行い、ソリューション提供能力の拡大を図る。

　「eラーニングトレーニングコンテンツによって業務を効率的に改善するツールによって技能者のノウハウを客観数値化して保管して、技能伝承ツールとして使用も活用することができる」（井上惠久社長）として、事業を拡大を目指す。

[参考文献：2006年03月28日/日刊工業新聞社]

関連ニュースリリース=http://www.cybernet.co.jp/ir/release/060131.shtml