日本SGI(和泉法夫社長)は11月4日、eラーニング市場に本格的に参入することを発表した。その第一弾として、全国の大学に向けたeラーニング事業を展開していく計画で、CSK(青園雅紘会長)との協業によって、「日本SGI
e-Learningソリューション」を開発した。
「日本SGI e-Learningソリューション」は、CSKがエミットジャパンとともに国内販売を行っている高等教育機関向けコース管理システム「WebCT」を基盤に、日本SGIがもつ大容量コンテンツ管理・配信技術を融合したソリューションで、eラーニングのVODだけでなく、CDN(Contents
Delivery Network)のようなディストリビューションも含めた配信機能および管理機能を備えたコンテンツ基盤となるもの。
同ソリューションでは、「WebCT」の「CMS機能」を利用した講義コンテンツの作成から、管理(アーカイブ)、配信までをトータルにカバーするとともに、「WebCT」が提供するクイズ、テスト、ディスカッションツールなどの「コースウェア機能」と組み合わせることで、教育効果を高めることができる。さらに、どの学生がどの講義コンテンツを閲覧したのか、また、そのテスト結果も把握するなどの学生管理も可能となる。
同社は今後、「WebCT」とのシームレスな連携の強化によって、キャンパスポータルとの連携、認証システム、DRM(著作権管理)、セキュリティなど、eラーニングにかかわるさまざまなソリューションをトータルで提供するとともに、コンテンツの作成、管理、配信にとどまらず、ユーザーの要望に応じて映像を取り込む「講義収録教室」、「スタジオ」、「双方向ライブ遠隔システム」などの構築も手がけていく。
さらに、教育用コンテンツプロバイダおよび、映像圧縮技術や配信技術をもつ企業との積極的な協業によって先進的なソリューションを提供し、事業拡大を図る方針。
日本SGI=http://www.sgi.co.jp/
CSK=http://www.csk.co.jp/
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