NTT-X(中嶋 孝夫社長)は、2002年11月26日から2003年2月25日までの期間限定で、NTTドコモ(のモバイル向けコンテンツサービス「M-Stage」を利用した
PDA 向けの「モバイルラーニングサービス」実証実験を開始した。
教材は、「MR(医薬情報担当者)認定試験対策(メディアリング社製)」および「ITベンダー認定試験対策(システムテクノロジーアイ社製)」を使用し、製薬会社およびIT関連企業の社員を中心とするモニタ(学習者)約150名を対象に、PDA(PocketPC)と
PHS カードを貸与して行う。モニタは公募しない。
システムには英国 Question Mark 社が開発し、NTT-X が日本語版を提供している「Perception」を用い、インターネット上に、パソコンだけでなくPDAからも利用可能なEテスティング(復習テスト教材配信・採点)サイトを構築し、学習進捗管理や実証実験に関するアンケートを行う。
学習管理者は、同サイトにインターネット経由でアクセスすることで、学習者の学習進捗情報、成績情報を収集し、必要に応じて個別の指導を行うことが可能となる。
実験により医薬品販売業界やIT業界におけるモバイルラーニング普及の可能性、コンテンツ構成や内容と学習効果の関係、PDA操作と学習意欲・利便性の関係、商用化時の料金体系などについて検証する、という。
NTT-Xは、モバイルラーニング実証実験の企画、実施、評価、コンテンツプロバイダ・参加企業の調整、および「M-stage」と同サイトのシステム連携を行っていく。今後
PDA 向けモバイルラーニングの商用化を実現し、業務用 PDA が比較的普及している金融業界等のeラーニング市場も視野に入れて事業展開する、としている。
NTT-X=http://www.nttx.co.jp/
NTTドコモ=http://www.nttdocomo.co.jp/
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