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日本オラクル eラーニング向け学習管理システムを提供 2002年07月22日

 日本オラクル(新宅正明社長)は、eラーニングによる学習を管理するシステム「Oracle iLearning」を7月24日に提供開始する。

 「Oracle iLearning」は、eラーニングを利用した教育や研修を統合的に管理する学習管理システム。国際標準規格(AICC、IMS、SCORM)に準拠しており、学習管理システムの標準的な機能をすべて提供するとともに、インターネットやイントラネット、外部のコンテンツ提供者など、あらゆる場所に分散する多様な学習コンテンツを管理することができる。

 提供形態は、ASPモデルとライセンスモデルの2種類を用意。ASPモデル(「Oracle iLearning4.1」利用)は、オラクルが提供するアプリケーションの使用環境を、インターネットを通じて利用するサービスモデル。価格は1指名ユーザー6000円(期間1年)で、7月24日に提供開始する。

 ライセンスモデル(「Oracle iLearning4.2」利用予定)は、顧客のシステム環境でライセンス使用を許諾する通常の販売モデル。ライセンス価格は1指名ユーザー4000円(予定)、サポート価格はライセンスの22パーセント(予定)となっており、2003年1月に提供開始する予定。

 このシステムを導入することによって、学習者の進捗度や理解度および学習コンテンツなどをシステム上で効率的に管理することが可能になり、企業の研修担当者を始めとする管理者の時間やコストを節約することができる。

 なお、今回のシステムは、同社が提供するビジネスアプリケーション「Oracle E-Business Suite」のコンポーネントの1つとして提供し、次期バージョンにおいて、人事管理システム「Oracle HRMS」など、「Oracle E-Business Suite」の他モジュールと統合する予定。これにより、「Oracle E-Business Suite」が管理する人事情報、従業員のスキル、人事考課などと、「Oracle iLearning」が管理する従業員の研修情報とを相互に関連させ、総合的な人材育成管理を行うことが可能となる。

日本オラクル=http://www.oracle.co.jp/



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