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NET通信 《人材開発・教育戦略メールマガジン》 7月19日号 Vol.046
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初夏の候、ますますご発展のほどお喜び申し上げます。
今回は、“仕事力向上のための検索サイト「しごと力向上教材ガイド」 〜「社会人」
「学生」「教員」「自治体・公務員」向けに無料のオンライン・スキルチェッ
ク簡易版を提供開始〜”からお送りします。
また、芦屋広太の“人を動かす言葉”、君島浩の“君爺の新教育学談義”な
ど好評連載をお届けいたします。
─[ INDEX ]─────────────────────────────
[1] 仕事力向上のための検索サイト「しごと力向上教材ガイド」
〜「社会人」「学生」「教員」「自治体・公務員」向けに
無料のオンライン・スキルチェック簡易版を提供開始〜
[2] 【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(21)
[3] 【連載】君爺の新教育学談義(8)
[4] <月間>eラーニングマガジン第40号のお知らせ
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[1] 仕事力向上のための検索サイト「しごと力向上教材ガイド」
〜「社会人」「学生」「教員」「自治体・公務員」向けに
無料のオンライン・スキルチェック簡易版を提供開始〜
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財団法人AVCC(高度映像情報センター)は、同財団が運営する教材情報
(視聴覚教材、eラーニング教材、セミナーなどの講座情報、スキルチェック
など)の検索サイト「しごと力向上教材ガイド」上において、2005年7月20日
より無料のオンライン・スキルチェックの提供を開始する。
スキルチェックには株式会社ネクストエデュケーションシンクの「NETスキ
ルチェック(R)」を採用。「社会人」「学生」「教員」「自治体・公務員」向
けそれぞれに「セールス入門」「ビジネス基礎」「PC基礎」「教育者のための
情報モラル」「芦屋広太の個人情報保護/コンプライアンス診断」といったス
キルチェックを、出題数・テスト時間を短縮した簡易版として提供する。
財団法人AVCCでは、「しごと力向上教材ガイド」を「自分が求めるキャ
リアプランに近づくためのスキルや知識の所在情報を、いつでも、どこでも、
必要な人々に提供し、しごとのプロフェッショナルを育成するお手伝い」と位
置づけている。自分の現在の実力を知る手段のひとつとして、サイト訪問者に
スキルチェックの積極的な利用を促す。スキルチェックの受講直後に成績を参
照でき、正答率の低い分野については「しごと力向上教材ガイド」のデータ
ベースから推奨教材が表示されるという、学習に直結した仕組みとなっている。
自分の弱み・強みを把握し、弱点を集中的に補強できるので高い学習効果が期
待できる。
「しごと力向上ガイド」:http://www.kyouzai.info/
お問合せ先
財団法人高度映像情報センター(AVCC) 普及啓発部
〒102-0075 東京都千代田区三番町6-14 日本生命三番町ビル
電話03-3239-1121(代表) ファクス03-3239-5759 e-mail:edu@avcc.or.jp
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[2]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(21)
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「君はこの提案書の文章をちゃんと考えて書いているかい……。俺には、単な
る文字の羅列にしか思えないんだよ。
文章一つで仕事の成果が左右されることがある。だからこそ文章は一生懸命
考えなくてはならないんだ。」
●“本当の文章力”を知った言葉
この言葉は、私がチームメンバーにドキュメンテーションの指導を行うとき
によく使う言葉です。「単なる文字の羅列」と言われたメンバーたちは一瞬顔
をこわばらせ、不満そうな表情になります。
「自分の文章はそれなりのレベルにあるはず。そこまで言われるのは心外」
というのが彼・彼女たちの主張でしょう。私だってここまで厳しく言いたくな
い。でも、多くの人が文章を一生懸命考えて書けていないというのが私の実感
なのです。
一般に、専門的な能力は習得の有無を客観的に見ることができます。たとえ
ば、コンピュータプログラムを知らない人が最初からプログラミングできるは
ずはありません。できないと自覚して少しずつ努力する。この結果、少しずつ
高度なプログラムが書けるようになります。
能力がないことを自覚し、能力を向上させたいという動機があるからスキル
アップできる。これが、人が能力を向上させるための基本構造です。
しかし、文章はどうか。内容の優劣はともかく多くの人は文章が書けてしま
う。だから、文章に対する負の自覚がない。多くの人が「自分の文章は平均レ
ベル以上」と考えてしまうから、“文章力向上の動機”が生まれないのです。
なぜ、私がこう思うのか……。それは私自身の経験が強く影響しています。
実は、冒頭の言葉は中堅社員のときに上司の小川(仮名)から浴びせられた
言葉でした。ある仕事で私ははじめて小川の部下になりました。
顧客向けにシステム開発の提案書作成を命じられた私は、自信満々に資料を
作成し小川に提出しました。しかし、私の評価は散々なものだったのです。文
章力に自信を持っていた私が受けたショックは相当なものでした。
しかし、その後の小川の説明は納得できるものでした。相手が疑問を持たな
い論理性、相手を喜ばせる表現力、相手の負荷を軽減することをアピールする
文章など、小川が教えてくれた文章はどれも意味を持つ、無駄のない文章だっ
たのです。
このとき、私ははじめて自分の文章力のなさを自覚し、小川のような文章力
を身に付けたいという動機をもったのでした。
――本当の文章力を知った言葉
このような“価値のある言葉”を伝えていきたいと思うのです。
※バックナンバーは芦屋氏のブログで他のコンテンツとともにお読みいただ
けます。
http://d.hatena.ne.jp/officearon/
********* 【筆者プロフィール】 **********
芦屋広太(Asiya Kouta)IT教育コンサルタント・システムアナリスト
優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教
育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座・
研修、企業向けコンサルティングに活用している。著書に「SEのためのヒュー
マンスキル入門」(日経BP社)、「Dr.芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」
など。
サイト:http://www.a-ron.net
メール:clinic@a-ron.net
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[3]【連載】君爺の新教育学談義(8)
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7月11日に東京大学で開催された「東京大学 教育環境のリデザイン:第1回
シンポジウム 情報通信技術による『授業の革新』」というシンポジウムを視
聴してきました。私は教育IT化には関心が薄いのですが、教育IT化する人
間の仕事には関心があります。東大らしいバンカラな内容だったので、予想以
上に面白かったです。ほかの大学に比べると教育IT化も教員育成の取組も遅
れている感じですが、「頭が良い、度胸がある」という印象です。
多くの大学が積極的に教員育成や教育IT化に取り組んでいますが、うまく
いっているとは言えません。東大はそうならないようにおっとりと進めている
ように見えます。そういう微妙な点を以下に解説しましょう。
(1)挨拶及び趣旨説明(東京大学理事・副学長)
理事・副学長というのは経営者です。教員や学生は大学にとって市場の利害
関係者ですから、この種の改善事業に経営者が関与するということは大切です。
(2)遠隔テレビ会議を使った授業
テレビ会議は民間会社ではおなじみです。成熟した技術だし簡単でよろしい
んじゃないでしょうか。私がバンカラと表しているのはこういう点です。格好
を優先させないのです。
(3)大人数講義の教育効果を向上させる:CFIVEの活用
プリントをインターネットで配り、メールか掲示板で学生とやりとりすると
いう、ごく普通のIT化です。私も慶応でやりました。地味ですが正統的です。
この発表の中かどうか忘れましたが、VODも使っているそうです。発表再生型
CBTを配信する大学が多いですが、東大のはただのビデオを配信するVODです。
この選択は悪くないと思います。
(4)学習履歴を貫流させる:ウエブを利用した語学教育支援システム「天神」
語学という文章主体の教材に自動試験を付けたものです。単純なCBTを電気
紙芝居だと批判する人がいますが、電気紙芝居でも自動試験が付けば立派な
CBTです。これでもいいのだというバンカラさがいいですね。
(5)工学教育推進機構の取組とプロジェクト
以前から注目していた民間人材を採用した施策のその後です。カリキュラム
やシラバスの扱いの改善策です。一般論だけでなく科目の内容にも注目したの
がえらいです。可視化ツールは先進的です。一方で、カリキュラム分析手法や
シラバス設計法には踏み込んでいないのは物足りないです。
(6)教養教育開発機構の取組とプロジェクト
ほかの大学と違って教養教育を弱体化していないのがえらいです。この組織
名称の「開発」というのは研究ではないぞ、という用語です。しかし、教養科
目の内容の再設計や応用科目との融合に言及していないのは物足りません。
(7)情報基盤センターが進めている教育支援事業
大型計算機センター時代からの永い歴史があります。教育事務処理IT化を
事務官が進めています。事務官のことを大切にしているように見えます。
(8)教育環境リデザインプロジェクト
中原淳さんが全体の体制や方針や今後のことなどを紹介しました。体制は強
力とは言えません。先行している他の大学に比べて慎重です。
(9)海外大学の「教育の情報化」の現状
コロンビア大学とマサチューセッツ工科大学を調査した報告です。コロンビ
ア大学は各教員に貼りつくプロジェクトを重視しており、見学先として好適で
しょう。調査した先生は、コロンビア大学がやっていることがISDなのだと
いうことには気づいていないようです。
表題が教育環境となっているように、教員IT化以外の教育改善には触れら
れませんでした。教育学部の発表がないことも気になります。
********* [筆者プロフィール] ********
君島浩 防衛庁教育専門官(instructional design specialist)
古参教育デザイナ。防衛庁の民間人材採用第1号。ISD技法の導入に取り組ん
でいる。富士通時代に基本ソフトウエア開発、ソフトウエア工学、ソフトウエ
ア技術者教育を担当した。著書に「新時代の研修技法」(マネジメント社)、
「日本語作文作法」(日科技連)など。
ウェブサイト: http://www2.tokai.or.jp/kimijima/
メール: mailto:mso-ced@ic.jmsdf.go.jp
所属学会:ソフトウエア技術者協会 http://www.sea.jp/SIGEDU/index.html
…………◇ 本連載に関するご意見・ご感想をお寄せください ◇……………
…………………………◇ メール:ed2@nextet.net ◇…………………………
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[5] <月間>eラーニングマガジン第40号のお知らせ
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現在発行中のeラーニングマガジン第40号では、以下の特集を掲載しています。
▼eラーニングマガジン http://www.nextet.net/e-learning/
【 1 】2005年ASTD International Conference最新レポート
〜見えてきた日本の課題〜
<株式会社インストラクショナル デザイン 中原 孝子>
2005年6月5日から9日までの5日間、American Society of Training and
Development (ASTD)のInternational Exposition and Conference が 米国
フロリダ州オーランドにて開催されました。今回は、ASTDでのセッションやメッ
セージ、そして参加を通じて感じた日本での今後の課題についてお伝えします。
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【 2 】あなたが変える! “仕事”の意識を変革する連載
会社を動かすコンサルタントの思考術(3)
<経営コンサルタント 小泉 雅史>
あなたは日々何のために仕事をしているのでしょうか? 「生活のため」
「自己実現のため」「やりたいことへのステップとして」等々、色々想いはあ
ると思われます。今回は、本質的なレベルで「何のためか」を問いかけ、あな
たがこの世に生まれた存在理由について深く考えることで、「あなた」を最も
活かすキャリアの積み方・見つけ方を探ります。
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【 3 】eラーニングコース紹介 基本営業力の強化を目指す!
「プロ営業になる為の基礎体力強化シリーズ1、2」
近年、営業は短いスパンで結果を出すことが求められています。しかし、一
方で教育をしている時間や費用がなく、"効率的な営業力の強化"が課題となっ
ているようです。そこで、今回は、短時間で効率的に営業力を強化することの
できるトステムマネジメントシステムズ株式会社のeラーニングコース「プロ
営業になる為の基礎体力強化シリーズ1、2」をご紹介します。
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【 4 】現場の事例で学ぶマネジメント連載
ヒューマン・マネジメントのテクニック(8)
<芦屋 広太>
前回は、3つのコントロール――「ミッション・コントロール」「モチベー
ション・コントロール」「インセンティブ・コントロール」の概要を説明しま
した。今回は、3つのコントロールの第一歩である「ミッション・コントロー
ル」について詳しく説明します。
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▼eラーニングマガジン http://www.nextet.net/e-learning/
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(株)ネクストエデュケーションシンク 編集部 E-mail: ed2@nextet.net
にお送りください。配信停止のご希望は、お手数ですがこのメールにタイトル
「配信停止依頼」でご返信ください。
※ 名刺交換をさせていただいた方にもお送りさせていただいております。
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『NET通信』【編集・発行】
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編集人:斉藤実 編集デスク:戸田雅彦 編集:早川泰彦
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FAX : 03-5842-5147
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