━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NET通信 《人材開発・教育戦略メールマガジン》 2月22日号 Vol.036 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日中はしばし寒さが和らぐこの頃、梅のほころびが春の訪れを告げておりま
す。  今回は「知って得する人材投資促進税制の基礎知識」からお届けいたします
。また、芦屋広太の好評連載“人を動かす言葉”や、企業研修費の大幅削減に
役立つ最新カフェテリア方式eラーニング情報などをお知らせいたします ─[ INDEX ]───────────────────────────── [1] 知って得する人材投資促進税制の基礎知識 [2] 人気のIT18資格を学習し放題で年間1人18,900円           超格安法人向けカフェテリア方式eラーニング! [3]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(11) [4] 自律型人材を育成する新入社員研修『セルフマネジメント研修』      公開講座の募集を開始 〜 NET通信読者限定 5,000円割引優待 〜 [5] <月間>eラーニングマガジン第35号のお知らせ ────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [1]人材投資促進税制の基礎知識 〜 いまから約1ヶ月と迫った、4月1日からの新税制に向けて 〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  遣唐使の時代より、人的資源の能力向上には積極的な投資が為されてきまし
た。昨年12月に経済産業省より発表された『人材投資促進税制』も、国が企業
人材教育への投資を間接的にサポートするもので、今昔に関係ない共通の熱意
が感じられます。今までなかなか人材教育への投資ができていなかったとして
も、この制度を活用すれば企業全体の競争力を強化して業績を伸ばすことがで
きるでしょう。ここではこの税制に関する基礎知識をわかりやすく説明します
。 ●概要  人材投資促進税制とは「教育訓練費の一定割合を法人税額から控除する制度
」です。具体的には、企業の教育訓練費を損金に算入し、さらに法人税額から
一定割合を控除できるものです。 ●税額控除の対象費用 1:講師・指導員等経費 2:教材費 3:外部施設使用料 4:研修参加費 5:研修委託費  これらは基本的に「外部から調達」することが要件といえます。  具体例として、1は「社外講師・指導員に支払う講師料・指導員料」、2は
「研修用の教材・プログラムの購入料」、3は「研修を行うために使用する外
部施設・設備の借上料、利用料」、4は「企業が従業員の教育訓練上必要なも
のとして指定した講座等の受講費用、参加費用」、5は「講師、教材等を含め
研修全体を外部教育機関へ委託する場合の費用」などが挙げられています。 ●適用期限  平成17年4月1日以後の事業年度から適用され、3年間の時限が設けられて
います。 ●適用企業と計算方法 「対象費用」に挙げたような教育訓練費を、前2事業年度の平均額より増加さ
せた企業について、以下のように適用されます。 ・基本制度  教育訓練費の「増加額」の25%に相当する金額を当期の法人税額から控除  (ただし、法人税額の10%が限度となります) ・中小企業の特例  教育訓練費の「総額」に対し、増加率の1/2に相当する税額控除率(上限20
%)を乗じた金額を当期の法人税額から控除(基本制度との選択が可能)  ※中小企業については、地方税(法人住民税)においても適用されます。  (課税標準を法人税額控除後の額とします) ▼人材投資促進税制の詳細はこちら (「平成17年度経済産業省関係の税制改正について」経済産業省の発表資料) http://www.meti.go.jp/press/20041215005/20041215005.html  今回は人材投資促進税制の基本的な部分を説明いたしました。武田信玄で有
名な「人は城、人は石垣、人は堀…」という言葉を現代に置き換えてみた場合
に、企業はどこまで人材を育てることができるのでしょうか。今はまさに、よ
り積極的な人材教育を4月から実施するための準備期間といえます。その一助
となるような情報を、今後ともご提供差し上げたいと考えています。 (編集部) ★ 株式会社ワイルドベアコーポレーション <役立つ経営講座!>---------- ★★★ マーケティング & アカウンティング講座【会場: 東京・池袋】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■マーケティング講座 2月18日(金)開講 【全5回】 毎週夜7時〜9時 主要なマーケティング理論の解説、事例研究とグループワークによって理論 と実践の両面からマーケティング力を高めるマーケティング集中講座。        ○詳細・お申込方法 ⇒ http://www.wildbearcorp.com/mkindex.htm ■アカウンテインング講座 2月22日(火)開講 【全5回】 毎週夜7時〜9時 損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、連結会計、財務 分析、管理会計など主要な会計テーマを豊富な事例を交えて分かりやすく解説。  ○詳細・お申込方法 ⇒ http://www.wildbearcorp.com/acindex.htm --------------------------------------------------------------------★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [2] 人気のIT18資格を学習し放題で年間1人18,900円 超格安法人向けカフェテリア方式eラーニング 「NET*Project - ∞」(ネット プロジェクトインフィニティ) 2月下旬発売!     〜国内で初めてITスキル標準に対応した企業管理画面を提供〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  社会人の皆様は、資格取得のための勉強をどのように行われていますか。学
生と違い、まとまった時間がなかなか取れない中、なるべく無駄のない効率的
な勉強の工夫をされていることと思います。一方、会社側としても、社員には
資格を取得してもらいたいものですが、そのための教育費用を捻出するのはま
だまだ難しいようです。  そこで、ネクストエデュケーションシンクでは、G.F.インフィニティ(
本社:東京都渋谷区 代表取締役:田中芳美)と提携し、人気のIT主要18資格
の取得学習し放題で年間1人当たり18,900円という超格安法人向けカフェテリ
ア方式eラーニング「NET*Project - ∞」(ネット プロジェクトインフィニ
ティ)を2月下旬に発売いたします。  「NET*Project - ∞」は、IT系エンジニアに人気の高い、情報処理技術者試
験やCompTIA、Oracleマスター、MCP、SunJAVA、.com Master、(4月からは
CCNA、LPIの2科目を追加)など、IT主要18資格の取得率のアップが期待でき
る大変廉価な模擬テスト型eラーニングサービスです。  また、国内で初めて、経済産業省が推進する「ITスキル標準」に情報処理技
術者試験、ベンダー資格試験の取得レベルを対応づけた管理画面を用意。企業
が待望していたITスキル・資格による人材の一元管理を可能にします(50人以
上ご利用の場合、本管理機能を標準添付)。  まさに、今の時代にマッチした企業内従業員研修・自己啓発、人材派遣業の
教育派遣・登録者向け教育、専門学校教材・資格取得学習向けの、法人教育サ
ービスとなっています。 ◆ 「NET*Project - ∞」の特長 ◎全18コースまとめて年間1人18,900円(50人以上〜)の廉価定額で学習し放
題。自分に合ったコースをいくつでも好きなだけ選んで、資格取得にチャレン
ジできます。 ◎企業の資格取得研修コストの大幅削減(従来の数分の1以下)、教育現場の
レベル標準化などに活用可能。いつでもどこでも学べるように、Webブラウザー
のみで学習可能。 ◎企業管理者のための管理画面を用意。従業員の資格取得学習進捗とともに、
「ITスキル標準」に連携して国家資格、ベンダー資格取得のスキル一元管理が
可能になります。 ◆「NET*Project - ∞」教材ラインナップ CompTIA 関連  220-301  Project-i@ A+ 2003 Core Hardware  220-302  Project-i@ A+ 2003 OS Technologies  N10-002  Project-i@ Network+  SK0-001  Project-i@ Server+  SY0-101  Project-i@ Security+ Oracle 関連  1Z0-011  Project-i@ SQL(Oracle9i)  1Z0-012  Project-i@ Oracle入門(Oracle9i)  1Z0-147J  Project-i@ PL/SQLプログラミング(Oracle9i)  1Z0-031  Project-i@ DBA I (Oracle9i)  1Z0-032  Project-i@ DBA II (Oracle9i)  1Z0-033  Project-i@ Performance Tuning(Oracle9i) Microsoft 関連  70-290  Project-i@ Windows Server 2003環境の管理と保守 CISCO関連  640-801J Project-i@ CCNA <NEW>4月1日〜 Linux関連   117-101 Project-i@ LPI Level1 Exam 101 <NEW>4月1日〜 Sun Java 関連  310-035  Project-i@ Sun Certified Programmer                    for the Java2 Platform 1.4 情報処理技術者試験  SYSAD1  Project-i@ 初級システムアドミニストレータ(午前)  FE202 Project-i@ 基本情報技術者(午前) NTTコミュニケーションズ インターネット検定  COM1  Project-i@ .com Master★2004 ご利用・ご提携のお問い合わせは  (株)ネクストエデュケーションシンク ソリューション営業部  TEL:03-5842-5148 MAIL:info@nextet.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [3]【連載】芦屋広太の“人を動かす言葉”(11) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「今回は何も言わず俺の言うとおりにしてくれないか・・・  俺の部下が困ってるんだ・・・頭を下げろというのならいくらでも下げる。  君が困ったときには必ずお返しをさせてもらう。約束するよ」 ●部下が上司を信頼する瞬間  私がまだ若かった頃、入社3年目の頃の話です。ある会社のシステム部門で、
小規模なシステム開発の責任者を担当しました。  通常、この会社では3年目の初級SEに開発責任を負わせることはありません。
しかし、このときは開発案件が輻輳(ふくそう)。リーダー人材がアサインで
きず、仕方なく私に任せることになったのでした。  私は「開発責任者」という立場をひじょうに嬉しく思いました。入社3年目
といえば、一通り仕事を覚え、そろそろ自分の好きなようにやりたくなる頃で
す。「この機会に成果を出して、周りに自分の力を認めさせたい」と思ったこ
とをよく覚えています。  この開発では好きなようにできました。設計するのも自分、承認するのも自
分です。関係部門と仕様や作業分担を決めるのも自分の意見通りにできました。
すべてが自分の思ったとおりに進むので、仕事が面白くてたまりませんでした。  しかし、経験不足の若いSEが決めた内容で、すべてがうまくいくはずはあり
ません。経験不足は多くの場合、考慮漏れや「詰め」の甘さをもたらします。
それが積み重なるとシステム開発は暗礁に乗り上げることが多いのです。だか
ら、若いSEの考えたことは、必ずベテランのSEがレビューしてやらなければな
りません。しかし、私は「自分の考えた内容でうまくいく」と考え、レビュー
を真剣に計画しませんでした。そんなことを許す組織も組織ですが、そんなこ
とに気がつかないくらい当時の組織は忙しかったのです。  あるときから、プロジェクトは火を噴くようになっていきました。「仕様通
りにプログラムが組めない」「顧客要望が技術的制約で実現できない」「メン
バーのSEやプログラマーの作業標準が不完全で開発現場が混乱する」  すべては私の力量不足でした。自分はシステム開発の表面的な部分しか理解
しておらず、「作業を確実に進める」という管理要素が欠落していました。  それからは毎日胃が痛い思いをしなくてはなりませんでした。顧客の要望を
整理し、システムとして実現できる方法を再設計し、関係部門への作業計画変
更をお願いしなくてはならなかったからです。当然、関係部門の不満は爆発し
ました。彼らの怒りがピークに達したとき、関係部門の主任が「もうお前の仕
事は受けない。自分で解決しろ」と突き放したのです。  これを聞いて「もう駄目だ」と思いました。その主任が協力してくれなけれ
ば、お客様の要望を実現できなかったからです。ここまでお客様に迷惑をかけ
てきているため、これ以上お客様に諦めてほしいと言うのは無理だと考えてい
ました。お客様には言えないし、自分で作業をすることもできない。私は何も
できない、動けない状態になってしまったのです。私は主任との電話を終えた
後、放心状態でした。  このとき、私を救ってくれたのが上司の佐藤係長(仮名)でした。佐藤はシ
ステム部の別の部門から異動してきたばかりで、私の問題を解決できる力があ
るとは思っていませんでした。しかし、佐藤は私から事情を聞くと「俺がなん
とかしてやる」と主任に電話をかけたのでした。そのときの内容が冒頭で紹介
した言葉です。主任は作業をしてくれました。  これ以来、私は佐藤のことを尊敬しつづけることになりました。「助けても
らった」気持ちは、「感謝」感動」そして「尊敬」に昇華します。部下の気持
ちを掴んでは離さない。こういう言葉があることを、常に認識していく必要が
あるのです。 メールマガジン登録はこちら ********* 【筆者プロフィール】 ********** 芦屋広太(Asiya Kouta)IT教育コンサルタント・システムアナリスト 優秀IT人材の思考・行動プロセスを心理学から説明した「ヒューマンスキル教 育」をモデル化。日経コンピュータや書籍への発表、学生・社会人向けの講座 ・研修、企業向けコンサルティングに活用している。著書に「SEのためのヒュ ーマンスキル入門」(日経BP社)、「Dr.芦屋のSE診断クリニック(翔泳社)」 など。 サイト:http://www.a-ron.net 連絡先:clinic@a-ron.net ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [4] 自律型人材を育成する新入社員研修『セルフマネジメント研修』    公開講座の募集を開始 〜 NET通信読者限定 5,000円割引優待 〜 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自律型人材育成のシェイク( http://www.shake.co.jp )がこのほど、 新入社員向けのプログラムを公開講座として提供開始しました。   この研修は、従来型のマナーや会社の基礎知識を教える新入社員研修とは 一線を画する、まさに「仕事のプロ」を養成する2日間の特別プログラム。 セルフマネジメント力を高め、仕事で成果が出せる人材を育成します。 詳しくは、下記URLにてご紹介しています。 ▼講座詳細はこちら http://www.nextet.net/products/shk050222.html ★NET通信では、このプログラムを読者限定で5,000円割引で受講頂ける 特別キャンペーンを実施しています。 【キャンペーン適用方法】上記URLから、「申し込む」ボタンをクリックし、 Q1の「本オープンセミナーは、どちらでお知りになりましたか? 」という 項目で「その他」を選択、「NET通信」とお書き添えください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [5] <月間>eラーニングマガジン第35号のお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今月発行のeラーニングマガジン第35号では、以下の特集を掲載しています。  ▼eラーニングマガジン http://www.nextet.net/e-learning/ 【 1 】ITSSレベルチェッカー導入事例     ITベンチャー企業の育成・支援に活用 あいちベンチャーハウス  地域のITベンチャー企業育成・支援を目的としたインキュベーション施設、
あいちベンチャーハウスでは、ITベンチャー企業の技術力評価の実施にITSS
レベルチェッカーを活用しました。今回は、地域社会がITベンチャー企業育成
と活性化を支援するなかで活きたスキル診断の事例を紹介します。 【 2 】注目のeラーニングコース紹介     JMAM 個人情報保護&情報セキュリティ基本コース  2005年4月の個人情報保護法の施行は目前。株式会社日本能率協会マネジメ
ントセンター(JMAM)の「個人情報保護&情報セキュリティ基本コース」は、
普段何気なくこなしている日常業務を振り返りながら、「個人情報保護」と
「情報セキュリティ」についての必要な知識、スキルを無理なく具体的に学習
することが
できます。 【 3 】eラーニング導入のアプローチ     インストラクショナル デザインが必要なとき  現在の日本国内におけるeラーニング普及の現状と、ブレンディング学習の
有効性について、インストラクショナル デザインの視点から、第一線で活躍
中の中原孝子氏が案内します。導入時のチェックリストは必見です。 【 4 】芦屋広太氏連載の「現場の事例で学ぶマネジメント」     ヒューマン・マネジメントのテクニック(3)  第33回では、より具体的なヒューマン・マネジメントのテクニックを説明し
ます。マネジメント対象人材の特性に応じた行動のインセンティブの与え方を
、具体例とともに解説します。  ▼eラーニングマガジン http://www.nextet.net/e-learning/ ********************************************************************** 配信先変更/部署名・役職名のご変更/お問い合せ/ご意見・ご要望は (株)ネクストエデュケーションシンク 編集部 E-mail: ed2@nextet.net にお送りください。配信停止のご希望は、お手数ですがこのメールにタイトル 「配信停止依頼」でご返信ください。 ********************************************************************** 人材開発・教育戦略<会員制>メールマガジン「NET通信」 (隔週刊・5000部発行) >>>>>> 会員登録・購読お申込み    メールマガジン登録はこちら 関連部署の方、お近くの興味をお持ちの方などにもどうぞおすすめください。 広告出稿のお問い合わせは、マーケティングビジネス部へお問合せください。 (TEL:03-5842-5148 MAIL:ed2@nextet.net) ********************************************************************** =================================== 『NET通信』【編集・発行】    株式会社ネクストエデュケーションシンク   編集部   編集人:斉藤実 編集デスク:戸田雅彦 編集:早川泰彦   URL:http://www.nextet.net   E-Mail: ed2@nextet.net   TEL  : 03-5842-5148   FAX : 03-5842-5147 =================================== Copyright(c) 2002〜2005 Next Education Think Co.,Ltd. All Rights Reser ved. 掲載内容の無断複製・無断転載を禁じます。