独立行政法人 情報処理推進機構（IPA、理事長：藤原 武平太）は、「ITスキル標準V2 2006」の新バージョンとなる「ITスキル標準V3」および「情報システムユーザースキル標準（UISS）Ver.1.2」をWebサイト上で公表した。主な改定ポイントは以下のとおり。

【ITスキル標準V3改訂のポイント】

（１）レベル1、2の職種を共通化
・レベル1、2の職種については、各専門分野の基礎知識を共通化して指標を統一。
（２）レベル評価手段として情報処理技術者試験の活用（レベル1〜3）
・客観的な人材評価メカニズムの構築を可能にするため、ITスキル標準のレベル1〜3の評価手段として、情報処理技術者試験の位置づけを明確化。
（３）専門分野の変更
・「コンサルタント」、「ITスペシャリスト」、「アプリケーションスペシャリスト」職種で専門分野を見直し。

【UISS Ver1.2改訂のポイント】

（１）情報システム（IS）機能の再検証と不足する機能の追加
・IS機能全般を検証し、IS機能の追加および整理統合、機能間の関係見直し
・ITガバナンスの観点からCOBIT2を参照し、タスクフレームワークならびに機能・役割定義の修正
（２）本スキル標準が参照するITスキル標準3 との関連の具体化
・機能、役割定義において、各IS機能に求められるスキル・知識項目の対応を整理
（３）情報処理技術者試験 新試験制度との整合化のための今後の改訂方針の織り込み
・レベル評価手段として情報処理技術者試験の活用（レベル1〜4）

ITスキル標準V3（バージョン3）の公表について ＝ http://www.ipa.go.jp/about/press/20080331-1.html
情報システムユーザースキル標準（UISS）Ver.1.2の公表について ＝ http://www.ipa.go.jp/about/press/20080331-2.html

［2008年03月31日 / 独立行政法人 情報処理推進機構 プレスリリースより］