日本電気株式会社(NEC)は、グループ全体の社員教育を統括・実施する新子会社「NECラーニング株式会社」を7月1日に設立した。
NECラーニング株式会社は、システムエンジニアの教育等を行っていたNECの一事業部である「Eラーニング事業部」と、ビジネスマネジメントや語学、ハードウェア開発等の研修などを実施していた子会社「NECユニバーシティ」を統合して設立された。
資本金は3,000万円、従業員数は約200人、社長には内海房子(NECソフト執行役員)が就任。NECグループの中で女性の社長は初めて。
NECは、本会社を中核に、技術・各種ノウハウ・営業・ビジネスマネジメント・CSR(Corporate Social Responsibility<企業の社会的責任>)など、全方位の研修を企画、実施して、教育を一元的に集約・蓄積のうえ、伝承を行っていく体制をとる方針。これは、団塊の世代が一斉退職する「2007年問題」への対応とともに、長期的な視野で社員のスキル・能力向上に取り組む戦略。
NECラーニング株式会社は、グループ各社の教育担当と連携を図りながら集合研修とeラーニングを組み合わせたコースを企画するなど、プログラムの開発、統合を行いつつ、グループ全体の教育体制を再構築、集約、一元化していく予定。
NECプレスリリース=http://www.nec.co.jp/press/ja/0506/2002.html
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